RENATUS CLINIC
タトゥーがあっても医療脱毛はできる?
種類別の判断基準と安全に受けるためのルール
エフェメラル・ヘナ・永久タトゥー──
「消えたら脱毛できる」の判断基準を医師が解説します

院長より
近年、エフェメラルタトゥー(数年で消えると謳われるタトゥー)やヘナタトゥーの普及に伴い、「タトゥー部位の医療脱毛は可能か?」というご相談が増えています。結論から言えば、タトゥーの種類と経過期間によって可否が変わります。本記事では、当院が定めた安全運用ルールを医師の立場から解説します。
なぜタトゥー部位への医療脱毛は注意が必要なのか
医療脱毛で使用するレーザーは、黒い色素(メラニン)に反応して毛根を破壊する仕組みです。タトゥーのインクも黒系・濃色系が多いため、レーザーがタトゥーのインクにも強く反応し、熱傷・水疱・瘢痕・色素沈着を引き起こすリスクがあります。
さらに厄介なのは、肉眼でタトゥーが「消えた」ように見えても、真皮内に微細なインク粒子が残存している場合があるという点です。医師であっても、ダーモスコピー等の特殊機器を使わない肉眼視診では、深層の残存インクを100%否定することはできません。
重要なリスク
残存インクにレーザーが反応すると、熱による化学変化でインクの色が黒変・緑変することがあります。特に白や淡色系のインクには二酸化チタン(TiO2)が含まれていることが多く、レーザー照射で永続的に黒〜灰色に変色する「パラドキシカルダークニング」が起こります。一度発生すると元には戻りません。
また、やけど・水疱・瘢痕の原因にもなります。
知っておきたい「タトゥー」の種類
一口に「タトゥー」と言っても、使用する染料や入れる皮膚の深さによって実は大きく異なります。それぞれの特徴を理解することが、医療脱毛の可否判断の第一歩になります。
① 永久タトゥー(トラディショナルタトゥー)
針で真皮層にインクを入れる古典的なタトゥーです。和彫り・洋彫り・ワンポイントタトゥーなど多様なスタイルがあり、いずれも真皮に色素が定着するため、身体の代謝では排出されず一生消えません。消去にはピコレーザー等のタトゥー除去治療が必要です。医療脱毛レーザーが照射されると残存インクに強く反応し、熱傷や瘢痕のリスクが非常に高くなります。
② エフェメラルタトゥー
近年「消えるタトゥー」として流行している新しいタイプです。真皮の比較的浅い層にインクを入れますが、インク自体が体内で分解されるように設計されており、通常1〜3年で自然に消失するとされています。ただし実際には個体差が大きく、3年以上残存するケースも報告されています。また、白や淡色系のインクが使われている場合、見た目に消えていても真皮内に二酸化チタンが残存し、レーザーで永続的な黒色化を起こすリスクがあります。患者様ご自身もインクの成分を把握していないことが多いため、医療脱毛の判断は特に慎重に行う必要があります。
③ ヘナタトゥー
植物由来の天然染料(ローソニア・インエルミスの葉を乾燥させた粉末)を使い、表皮の角質層のみを染色するタトゥーです。インドや中東では結婚式や祭事の装飾として伝統的に用いられてきました。赤褐色〜オレンジ色の発色が特徴で、皮膚の代謝により1〜3週間で自然に剥がれ落ちます。真皮に色素が入らないため、完全消失が確認できれば医療脱毛は可能です。
④ ジャグアタトゥー
南米アマゾン地域に自生するジャグア果実から抽出した天然染料を使用したタトゥー。ヘナと同じく表皮を染色するタイプで、2〜3週間で消失します。ヘナよりも濃い青黒い発色が特徴で、本物のタトゥーに近い見た目になるため人気があります。こちらも表皮染色のため、完全消失後は医療脱毛が可能です。
⑤ ブラックヘナ(要注意)
「濃く黒く染まるヘナ」として販売されているもののうち、PPD(パラフェニレンジアミン)という化学染料が添加されているものを指します。発色は良いですが、PPDは強いアレルゲンで重度の接触性皮膚炎を引き起こすことがあり、色素が真皮まで到達するケースもあります。本物の植物性ヘナとは全く別物で、患者様ご本人が「ヘナだった」と認識していても実はブラックヘナだったという事例もあります。医療脱毛ではエフェメラルタトゥーに準じた慎重な対応を行います。
⑥ アートメイク
専用の機器で皮膚の浅い層に色素を入れ、眉・アイライン・リップなどを化粧のように長期間持続させる施術です。真皮浅層〜中層にインクが入るため、1〜3年かけて徐々に退色しますが、一部は永続的に残存します。医療行為に該当するため、医師または看護師のみが施術できます。アートメイク部位への医療脱毛レーザー照射は熱傷リスクが高く、当院では該当部位はお断りしています。
種類別:医療脱毛の可否一覧
タトゥーは「どの層に色素が入っているか」によって、医療脱毛の可否とタイミングが変わります。以下の表で整理します。
| 種類 | 色素の深さ | 残存期間 | 当院の対応 |
|---|---|---|---|
| 永久タトゥー | 真皮深層 | 永続 | 照射不可 |
| エフェメラルタトゥー | 真皮浅層 | 1〜3年 | 3年経過後に条件付き可 |
| ヘナタトゥー | 表皮のみ | 1〜3週間 | 完全消失確認後に可 |
| ジャグアタトゥー | 表皮 | 2〜3週間 | 完全消失確認後に可 |
| ブラックヘナ (PPD含有) | 表皮〜真皮 | 数ヶ月 | 3年経過後に条件付き可 |
| アートメイク | 真皮浅〜中層 | 1〜3年/一部永続 | 該当部位は照射不可 |
※ 表皮のみに色素が入るヘナ・ジャグアは代謝で自然に剥がれ落ちるため、完全消失を肉眼で確認できれば医療脱毛は可能です。真皮にインクが入るタイプ(永久・エフェメラル・アートメイク・ブラックヘナ)は慎重な対応が必要です。
白インクのリスクと「3年ルール」
なぜ白インクが危険なのか
タトゥーインクの中でも、特に注意が必要なのが白や淡色系のインクです。これらには発色を出すために二酸化チタン(TiO2)や酸化亜鉛が含まれていることが多く、医療レーザーが照射されると以下の現象が起こります。
パラドキシカルダークニング(逆説的黒色化)
レーザー熱により二酸化チタンが化学的に還元され、白色から黒〜灰色に永続的に変色してしまう現象です。一度発生すると元の肌色には戻らず、タトゥー除去レーザーでの除去も極めて困難になります。
眉アートメイクの色戻し・タトゥー除去の現場でも報告されており、国際的な医学文献でも警告されています。
エフェメラル=白や淡色が含まれるリスク大
エフェメラルタトゥーは「自然に消えていく」過程で色が薄くなっていくため、白や淡色成分が使用されていても患者様ご自身は認識できません。また、カラータトゥーに赤・黄・肌色などを混ぜる際、発色を調整する目的で白インクがブレンドされていることが非常に多いのが実情です。
つまり、「黒いタトゥーだったから大丈夫」「色がほぼ消えたから大丈夫」という判断は通用しません。
当院の3年ルール
エフェメラルタトゥーの多くが「1〜3年で消える」と謳われていますが、実際には個体差が大きく3年以上残存する例もあります。さらに白インクのリスクを加味し、当院ではエフェメラルタトゥー全例について、最終施術日から36ヶ月(3年)経過するまで当該部位の医療脱毛を行わないルールを設けています。
■ 当院のルール
エフェメラルタトゥー・ブラックヘナは、最終施術日から3年間は医療脱毛の対象外
3年経過後も、自己申告+段階的な出力調整を組み合わせて慎重に進めます。
「1年経過していれば大丈夫」と説明するクリニックもありますが、白インクのパラドキシカルダークニングは一度起きると取り返しがつきません。当院は患者様の長期的な安全性を最優先し、保守的な3年基準を採用しています。
3年経過後の施術プロトコル
① 自己申告の義務
カウンセリング時および毎回の施術前に、過去のタトゥー歴と「正確な範囲」を患者様ご自身に申告いただきます。看護師が該当部位を指し示していただく形で確認します。
② 段階的な出力調整
| 回数 | 出力設定 |
|---|---|
| 1回目 | 最低出力からスタート(テスト照射を兼ねる) |
| 2回目 | 前回の皮膚反応を確認の上、1段階出力を上げる |
| 3回目以降 | 通常プロトコルに準じて進行 |
異常な紅斑・浮腫・インクの黒変や灰色変化が見られた場合は、その時点で施術を中止し、3〜6ヶ月の経過観察を行います。
患者様にご理解いただきたいリスクと責任分界
タトゥー部位の医療脱毛には、以下のリスクが伴います。施術前に同意書へのご署名をお願いしています。
想定されるリスク
■ インク残存リスク:3年経過後も真皮にインクが残存している可能性
■ パラドキシカルダークニング:白や淡色インクに含まれる二酸化チタンの永続的な黒色化(不可逆)
■ 熱傷・水疱:残存インクによるレーザー光吸収に起因する皮膚損傷
■ 色素沈着・色素脱失:炎症後の色素変化
■ インク変色:熱による化学変化でインクが黒変・緑変
■ 瘢痕:重度熱傷後の瘢痕形成
責任の所在について
当院は最低出力からの段階的照射・皮膚反応の確認など、医療機関としての安全管理を徹底します。一方で、患者様が過去のタトゥー範囲を正確に申告されなかったことに起因するトラブルについては、当院は責任を負いかねます。これは安全性確保のための必要な取り決めですので、ご理解をお願いいたします。

よくあるご質問
Q1. エフェメラルタトゥーが見た目に消えていれば、3年未満でも脱毛できますか?
A. 申し訳ございませんが、当院では最終施術日から36ヶ月(3年)経過していない場合はお断りしております。エフェメラルタトゥーは1〜3年で消えると謳われていますが個体差が大きく、また白や淡色系のインクが含まれている場合は二酸化チタンによる永続的な黒色化(パラドキシカルダークニング)のリスクがあるため、全例で3年の経過期間を設けています。
Q2. 黒いシンプルなタトゥーだから白インクは入っていません。それでも3年待つ必要がありますか?
A. ご本人が「黒だけ」と認識していても、発色調整や陰影表現のために微量の白インクが混入している可能性があります。インクの正確な成分は施術者でも完全には把握できないため、当院では例外なく3年ルールを適用しています。
Q3. ヘナタトゥーをしていますが、いつから医療脱毛できますか?
A. 本物のヘナタトゥーは表皮にのみ色素が入るため、自然な皮膚代謝で1〜3週間で剥がれ落ちます。肉眼で完全に色素が消失していることを確認できれば医療脱毛は可能です。ただし「ブラックヘナ」(PPDを含むもの)の場合は真皮まで色素が入ることがあり、その場合はエフェメラルタトゥーと同様の扱いになります。
Q4. 永久タトゥーがある部位の医療脱毛は絶対にできませんか?
A. 永久タトゥーが入っている部位そのものへの医療脱毛は、熱傷・瘢痕リスクが高いためお断りしています。タトゥー周囲の部位(安全マージンを取った範囲)については、医師診察のうえ個別判断となります。タトゥー除去をご希望の場合は別途レーザー治療をご案内します。
Q5. アートメイクをしている眉やリップの近くは脱毛できますか?
A. アートメイク該当部位への直接照射はお断りしています。眉毛脱毛や顔脱毛をご希望の場合、アートメイク部位を避けて照射するため、施術範囲に制限が生じます。カウンセリング時に範囲を確認させていただきます。
Q6. タトゥーの上に絆創膏を貼って脱毛はできませんか?
A. タトゥー部位をテープ等で覆ってレーザーを避ける運用は、熱の伝搬やレーザーの拡散により周囲へのダメージを完全に防げないため、当院では行っておりません。安全な距離を取ってタトゥー周囲のみを照射する形になります。
Q7. 以前のタトゥーの位置を忘れてしまいました。それでも脱毛できますか?
A. 範囲が不明確な場合、安全な施術が担保できないためお断りする場合があります。肉眼で残存が確認できる場合、あるいはご本人が範囲を明確に指し示せる場合に限り、段階的出力調整のもと施術を検討します。
Q8. タトゥー部位を除外して脱毛する場合、料金はどうなりますか?
A. 料金は全身・部位単位で設定されており、タトゥー部位を除外しても料金の減額はございません。あらかじめご了承ください。
安全第一で美しい仕上がりを
タトゥー部位の医療脱毛は、一見「少し出力を下げればできそう」に思えるかもしれません。しかし、真皮内の残存インクは肉眼では判定できず、想定外の熱傷や色素トラブルを引き起こすリスクがあります。
当院では、「期間(3年)」と「自己申告」を客観的基準とし、段階的な出力調整で安全を確保するという運用ルールを全院で統一しています。ご自身のお身体に不安がある方は、カウンセリング時にお気軽にご相談ください。
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この記事の監修者
レナトゥスクリニック統括院長 副田 周
国立富山大学医学部医学科卒業。大手美容外科院長を経て、レーザー医療脱毛における高い安全性と確かな脱毛効果を両立するスペシャリスト。
効果が高く、痛みが少ない脱毛治療を実現するためには、レーザー機器への深い理解と高度な技術力が必要です。レナトゥスクリニックの主力脱毛機器『GentleMax Pro Plus』を中心に、一人ひとりの肌質・毛質に最適化したオーダーメイド脱毛を行っており、年間数千件以上の豊富な脱毛施術実績を誇ります。
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・アラガン社ジュビダームビスタ®認定医 / ボトックスビスタ®認定医 / レーザー脱毛士










