効果と安全のメカニズム
医療脱毛で知っておくべき
「皮膚の構造」と「毛の仕組み」
解剖学から紐解く、効果が出る本当の理由
「なぜ日焼けした肌には照射できないの?」
「なぜヒゲやVIOは痛い上に抜けにくいの?」
これらの疑問は、皮膚の構造(深さ・厚さ・色)を理解することで全て解決します。
この記事では、教科書的な解剖学の知識に加えて、「実際の医療脱毛でレーザーがどう作用しているのか」という実践的な視点から、どこよりも詳しく解説します。
目次
- 1. 皮膚の基本構造:表皮・真皮・皮下組織
- 2. 脱毛のターゲット「毛包」の正体(バルジ・毛母)
- 3. 脱毛効果を左右する「毛周期」の真実【部位別データ】
- 4. 部位による「皮膚の厚さ」とレーザーの深達度
- 5. スキンタイプ(肌の色)と火傷のリスク
1. 皮膚の基本構造:表皮・真皮・皮下組織
私たちの皮膚は、外側から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっています。
医療脱毛において、それぞれの層は全く異なる意味を持ちます。

※お手持ちの「皮膚の構造」図(図1)をご使用ください
① 表皮 (Epidermis)
厚さ:約0.2mm(ラップ1枚分)
一番外側にあるバリア機能を持つ層です。ここには肌の色を決める「メラニン色素」が含まれています。
⚠️ 脱毛の注意点
レーザーはメラニンに反応するため、表皮のメラニンが多い(日焼け・色黒)と、レーザーがここで吸収されてしまい「火傷」の原因になります。だから冷却が重要なのです。
② 真皮 (Dermis)
厚さ:約2mm
コラーゲンやエラスチンでできた、肌の弾力を支える層です。ここに脱毛のターゲットである「毛包(毛根)」が存在します。
🎯 脱毛のターゲット
レーザーはこの層にある「発毛組織」を破壊します。また、レーザーの熱刺激でコラーゲン生成が促され、美肌効果も生まれます。
③ 皮下組織
脂肪を多く含む層です。血管や神経が通っています。
男性のヒゲやVIOなど、毛根が深い場合はこの層の近くまで達していることがあります。
2. 脱毛のターゲット「毛包」の正体(バルジ・毛母)
「毛を抜く」とは、毛そのものではなく、毛を作る工場(発毛組織)を破壊することを意味します。
医療脱毛がターゲットとするのは主に以下の2つです。

- ★ 毛乳頭・毛母細胞(深部)
毛の「製造工場」。栄養を取り込み、細胞分裂をして毛を伸ばします。
熱破壊式はここを高熱で焼き切ることで、永久脱毛を実現します。 - ★ バルジ領域(浅部)
発毛の「司令塔」。毛を作れという命令を出します。
蓄熱式はここにじわじわ熱を加えて命令をストップさせます(が、熱破壊式でも同時に破壊されます)。
3. 脱毛効果を左右する「毛周期」の真実【部位別データ】
レーザーは「成長期」の毛にしか効きません。
「なぜ2〜3ヶ月あけるの?」「なぜVIOは回数がかかるの?」その答えは、部位ごとの毛周期データにあります。
| 部位 | 休止期 (反応しない期間) | 成長期 (反応する期間) | 毛包の深さ (重要) | 成長期の割合 |
|---|---|---|---|---|
| 頭髪 | 3〜4ヶ月 | 2〜6年 | 3〜5mm | 85% |
| ひげ (Beard) | 2.5ヶ月 | 1年 | 2〜4mm | 50〜70% |
| VIO | 3ヶ月 | 1ヶ月 | 3〜5mm | 30% |
| 腕・脚 | 3〜4.5ヶ月 | 3〜4ヶ月 | 2〜5mm | 20% |
出典:毛周期データ一覧(表1)より抜粋
💡 ここから分かること
- ・VIOや腕・脚は「休止期」が長いため、次が生えるまで待つ(2〜3ヶ月空ける)必要があります。
- ・ヒゲやVIOは「毛包が深い(3〜5mm)」ため、深くまで届く「ヤグレーザー」や「大口径スポット」でないと破壊できません。
4. 部位による「皮膚の厚さ」とレーザーの深達度
皮膚の厚さは部位によって大きく異なります。(図2〜5参照)
これが、施術時の「痛み」や「使用する機械」に影響します。
まぶた・手の甲
薄い
骨に響くような痛みが出やすい。火傷注意。
背中・首の後ろ
厚い
毛根も深くなりがち。アレキだけでなくヤグが有効な場合も。
ヒゲ・VIO
深い
毛包が皮下組織まで貫通している(図4)。深達度の高いレーザー必須。
5. スキンタイプ(肌の色)と火傷のリスク
フィッツパトリックのスキンタイプ分類は、レーザー設定を決める最重要指標です。
タイプ I 〜 III(色白〜普通)
赤くなりやすく、黒くなりにくい肌。
メラニンが少ないため、アレキサンドライトレーザーで高出力照射が可能。最も脱毛効果が出やすいタイプです。
タイプ IV 〜 VI(地黒〜黒色)
赤くならず、すぐに黒くなる肌。
表皮のメラニンが多いため、通常のアレキでは火傷リスクが高いです。ヤグレーザーが必須となります。
当院では、このスキンタイプに合わせてレーザーを使い分けています。
皮膚の構造を知れば、
「選ぶべき脱毛」が見えてくる。
「毛が深い」「肌が厚い」「肌が黒い」
どんな条件でも結果を出すには、すべての条件に対応できる機械(ジェントルマックスプロプラス)と、解剖学を熟知した医師が必要です。
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コース終了後の仕上げには針脱毛(ニードル脱毛)の併用にも対応しています(効果には個人差があります)。
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医療脱毛 施術詳細
【施術名】医療脱毛。
【施術内容】厚生労働省認可の医療レーザー脱毛機器(熱破壊式のジェントルマックスプロ/ジェントルマックスプロプラス)でバルジ領域・毛根・毛母細胞などの毛包周囲組織を破壊し、永久減毛効果を出す施術です。
【料金】お試し医療脱毛¥110(税込)/全身脱毛5回 ¥119,490〜(税込・院限定平日)。医療脱毛は公的医療保険が適用されない自由診療です。
【リスク・副作用】ヤケド・痛み・赤み・毛嚢炎・蕁麻疹・アレルギー反応・硬毛化・色素沈着・色素脱失・痒み・乾燥・埋没毛・ほくろやしみが薄くなる・肝斑の悪化・まつ毛・眉毛・髪の毛の脱落・腫れ 等。
【問い合わせ】公式LINE。
※料金・リスク・副作用・施術内容は登録時点での情報です。最新の情報は各院公式サイト・カウンセリングでご確認ください。効果には個人差があります。

この記事の監修者
レナトゥスクリニック統括院長 副田 周医師
国立富山大学医学部医学科卒業。大手美容外科院長を経て、医療脱毛特化のレナトゥスクリニックを開業。医療レーザー脱毛における安全性とプロトコル設計に注力し、レーザー機器の特性に応じた出力・パルス幅・スポットサイズの個別最適化を行います。主力機器『GentleMax Pro Plus』を用い、肌質・毛質ごとの設定を医師管理下で運用しています(効果には個人差があります)。
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Allergan社 ジュビダームビスタ®認定医/ボトックスビスタ®認定医/レーザー脱毛士







