ヒゲ（髭）医療脱毛でツルツルにするまで何回かかる？自己処理が楽、効果が実感できる回数も紹介

ヒゲ（髭）をツルツルに脱毛が完了する（自己処理がほとんどいらない）までは医療脱毛で11回以上必要

医療脱毛でヒゲをツルツルに脱毛完了するまでに必要な回数は、11回以上が目安です。 人によっては18以上必要なこともありますが、大体15回程度でほぼツルツルになることができます。髭の中でも特に、顎の頂点や、口角の真横は皮毛角が大きく、比較的脱毛が難しい部位です。

ヒゲ（髭）のお手入れが楽になる（自己処理の頻度が減る）までは医療脱毛で6~10回程度必要

ヒゲ脱毛でお手入れが楽になるまでに必要な回数は、6〜10回が目安です。 6回以上になるとかなり毛が薄くなったと実感できるようになります。具体的には、太い毛が束で部分的にのこっているかな？というレベルになるでしょう。10回以上でツルツルな状態を目指せます。

ヒゲ（髭）の効果が実感できるレベルは医療脱毛1回だけでも可能

医療脱毛は1回目の施術では、毛が抜けていくものの、あまり脱毛効果は実感できないと言われています。効果の高い医療脱毛では、1回だけの施術でも毛の量が減ったことが実感することができるでしょう。

ヒゲ（髭）脱毛でツルツルに必要な回数が11~18回以上必要な理由

レーザーが脱毛できるのは毛周期で「成長期」の毛だけ

実は、レーザー脱毛を1回だけしても、全ての毛に反応し脱毛することはできません。これは、毛には毛周期があり、このうち成長期の毛しか脱毛することができないためです。

日本では春夏秋冬と四季がありますよね。毛にも実は春夏秋冬があり、そのサイクルを繰り返しているのです。

毛には休止期、成長期、退行期という毛周期と呼ばれるサイクルがあります。これが先ほど例えた春夏秋冬に該当します。
毛は毎回発育前は、初めは休んでいます。この時、毛は伸びておらず、点のような状態で、毛を生やすための細胞は毛の周りにはありません。
次第に、毛はグングンと伸びていき、成長期に入ります。成長期の毛は伸びており、毛の周りには毛を生やすための細胞がくっついている状態になっています。その後、毛はまた縮んでいき、退行期に入ります。この時、毛は縮んでおり、毛の周りには毛を生やすための細胞がくっついていない状態になっています。

レーザー脱毛は成長期の毛に反応することで、毛にくっついている毛を生やすための細胞を破壊し、永久脱毛をすることができるのです。

レーザー脱毛ができる成長期の毛の割合はおおよそ20~30%程度

成長期の毛しかレーザーでは永久脱毛をすることはできません。しかし、その毛はねむっている休止期や退行期の毛を含めて全体の20~30%程度の割合しかないと言われています。

あなたの足や腕をみてみてください。今見えているあなたの毛は、成長期、退行期の毛の一部の毛です。成長期初期の毛と休止期の毛は見えません。つまり、目で見えている範囲に、あなたの毛の全ての毛があるわけではないのです。
医療脱毛は、毛に反応をさせて脱毛をする仕組みです。あなたの毛の全ては生えているわけではないので、１度で全ての毛を脱毛することはできません。

全体の約20~30%程度が成長期と言いましたが、実は毛の生えている部位ごとにこの成長期の割合は変わってきます。年齢によっても毛周期の長さは変化してきます。

脱毛部位ごとの毛周期の成長期の違い

脱毛部位ごとの毛周期の成長期の割合の違いは脇、胸、VIOは30%で腕、足は20%、口上が65%、顎髭部分が70%、髪の毛が85%です。

ほとんどの脱毛の成長期や休止期の記載はこの論文から毛周期を引用しています。

部位	休止期（%）	成長期（%）	休止期の期間	成長期の期間
頭皮	１３	８５	3〜4ヶ月	24〜72ヶ月
顎髭	２０	７０	2,5ヶ月	12ヶ月
上口唇	３５	６５	1,5ヶ月	4ヶ月
腋窩	７０	３０	３ヶ月	４ヶ月
陰部	７０	３０	３ヶ月	４ヶ月
上肢	８０	２０	4,5ヶ月	3ヶ月
下肢	８０	２０	6ヶ月	4ヶ月
乳房	７０	３０	ー	ー

参考文献
)Fuchs M. Thermokinetic selectivity-a new highly effective method for permanent hair removal:experience with the LPIR alexandrite laser. Derm Prakt Dermato1.1997;5:1-7.

何回でどのくらい毛が減るのか早見表

毛のライフサイクルである毛周期の中の成長期にしかレーザー脱毛の効果はありませんでしたね。上口の成長期の割合は65%、顎髭の成長期の割合は70%です。毎回、全体の毛が65~70%減るのが最大の効果と考えると、回数でどのくらいの毛が減るかは、以下のような表の結果になります。

減毛率60%では回数が6回でほとんど毛が生えず、減毛率70%では回数が4回でほとんどの毛が生えてこなくなることがわかります。しかし、実際の現場では減毛率10~20%程度程度と予想されています。

まとめると、髭（上口や顎）は最大20％の減毛率なので、脱毛完了までの回数は理論値で最短18回になります。効果のレベルごとに回数と期間を分けると以下のようになります。

脱毛の回数が増える原因と対策

毛の密度

毛の密度が高いと、熱エネルギーが分散していまい、1本1本の毛にしっかりと脱毛ができるだけのエネルギーを加えることが難しくなります。このため、脱毛をはじめて間もない密度が濃い時期はどうしても脱毛効率が落ち、回数が増えてしまう原因となってしまいます。対策は特になく、脱毛回数を重ねていくしかありません。

毛の深さ

毛が皮膚の奥深くまで伸びている場合、脱毛の難易度は高くなり、脱毛の回数が増える原因となってしまいます。対策として、ヤグレーザーを使う、毛が浅くなるように看護師が照射を工夫する、日焼けを減らして少しでも皮膚表面でのエネルギーロスを抑えることが必要になります。

毛の黒さ（メラニン量）

毛の黒さ（メラニン量）が濃いと脱毛しやすく、薄いと脱毛がしにくく脱毛回数が増える原因となります。対策として、毛が薄い色でも反応できるくらいの出力が出せる熱破壊式の脱毛器を使用することがあげられます。

クリニックの技術

クリニックの脱毛技術が高いと、より高いエネルギーを毛に与えることができます。毛の深さを浅くするような技術、痛みを感じにくくする技術もあります。対策として、口コミや技術の高いクリニックを選びましょう。

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