尋常性白斑があっても医療脱毛できる?

尋常性白斑があっても医療脱毛できる

尋常性白斑があっても医療脱毛を受けることができます。ただし、光線療法と脱毛は並行して治療を受けられないこと、白斑が悪化するリスクもゼロではないことから、主治医の許可が必要となります。現在通院中の方は、主治医許可を得ましょう。現在通院しておらず、白斑か不明な方は、心配であれば皮膚科に行きましょう。白斑の治療をせず悪化リスクも受け入れられる方は医療脱毛を開始することができます。

尋常性白斑とは？

尋常性白斑（ビタリゴ、Vitiligo）は、肌のメラノサイト（色素を作る細胞）が破壊され、白い斑点が現れる、境界明瞭な後天性の色素脱失症で、色素脱失症の中で最も多く原因は不明です。原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因、自己免疫反応、神経学的因子、酸化ストレスなどが関与していると考えられています。

医療脱毛と尋常性白斑

医療脱毛は、レーザーや光線を用いて毛根のメラニンに熱を加えて破壊する治療です。尋常性白斑がある場合でも、医療脱毛自体は施術可能ですが、以下の点を注意が必要です。

1. 脱毛と白斑の関係：白斑部分にレーザーを照射することで、皮膚に刺激を与える可能性があり、白斑が広がるリスクを0とは言えません。
2. 白斑と光線療法：多くの白斑治療ではUVB療法などの光線療法が用いられます。これらの治療を受けている場合、レーザー脱毛は肌に追加の刺激を与える可能性があり、併用は推奨されません。
3. ステロイドやタクロリムス軟膏治療との併用：強いステロイドを短期で使用し毛嚢炎など肌トラブルが起きている状態で医療脱毛は施術しない方が良いでしょう。特に肌トラブルがない場合は、薬と医療脱毛の併用は可能です。

推奨事項

• 治療中の患者：既に尋常性白斑で治療を受けている場合は、医療脱毛を行う前に必ず主治医と相談してください。特に光線療法を行っている場合は、その影響を考慮に入れる必要があります。
• 白斑疑いのある方：尋常性白斑の疑いがある方は、脱毛を行う前に皮膚科を受診し、適切な診断と治療計画を立てることをお勧めします。

まとめ

尋常性白斑を持つ方でも、リスクを理解し、適切な医療機関での相談のもと、医療脱毛は可能です。ただし、治療の優先順位や可能なリスクについて、主治医と十分に話し合うことが重要です。

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