目次
医療脱毛後の痒みの原因は?
多くが肌の乾燥によるもの
脱毛レーザーはメラニン色素の黒色に反応し、熱を発生させます。
その熱エネルギーによって肌の水分が奪われ、乾燥が進みます。
乾燥によって肌の構造が壊れると、皮膚のバリア機能が弱くなってしまいます。
痒みの神経が肌の表層にまで届いてしまい、わずかな刺激で痒みを感じやすくなり、お肌を掻いてしまうことも。
レーザーを当てた直後の肌は軽い炎症状態になっており、この炎症も痒みを助長します。
お肌を掻いてしまうと、更にバリア機能が破壊され、痒みの循環に入ってしまいます。
脱毛後の炎症も痒みの原因になる
先述の通り、レーザーを当てた直後の肌は軽い炎症状態になっています。
肌が炎症を起こすと、ヒスタミンやサブスタンスPといった痒み物質が放出され、神経が脳へと痒みの情報を伝えます。
以上が痒みを感じる仕組みとなります。
痒みを引き起こす他の原因
医療脱毛後に痒みを引き起こす他の原因としては、ヤケド、毛嚢炎、蕁麻疹、アレルギー反応などがあります。
こういった場合は痒み以外にも湿疹や赤みなど特徴的な症状を示すことがほとんどです。
これらについては詳しく他の記事にまとめていますので確認してみてくださいね。
脱毛後に痒みが出てしまったら
保湿する
痒みの原因が乾燥の場合、対策は簡単、保湿することです。
そもそも医療脱毛において、保湿され整った状態の肌ではヤケドなどの脱毛後のトラブルが起きづらくなり、また痛みの緩和や脱毛効果の上昇、埋没毛の防止などのメリットもあります。
医療脱毛中は前後にかかわらず日々の保湿ケアを徹底することが大切です。
どの保湿剤を使ったら良いかわからないという方は、クリニックにもご用意しておりますのでご相談ください。
炎症どめの薬を適切に使用する
照射当日の夜や翌日まで赤み・痒み・ひりつきなどが続いている箇所があった場合は、症状がある部位のみ照射翌日まで炎症止めの塗り薬(ステロイド)を塗布していただくことをお勧めしています。
当院ではスピラゾンローション0.3%をお渡ししています。
一方で漫然と使用を続けてしまうと毛嚢炎のリスクを上げてしまったり、炎症の治りを遅くしてしまう可能性があります。
使用に迷った場合は脱毛を行なったクリニックに相談しましょう。
脱毛時・脱毛後の肌トラブルなどに使用する薬については以下のブログにまとめています。
血流が良くなる行為を避ける
照射当日は激しい運動や入浴、サウナなど血流が良くなる(上がる)ことをすると炎症が強く出てしまうことがあります。
肌の赤みや痒みにつながりますので避けましょう。
また冷却は炎症の抑制や痒みの軽減につながりますが、冷やしすぎは血行不良や凍傷の原因になりますので濡れタオルなどを用いた適度な冷却に留めましょう。
蒸れないようにする
下着とお肌が触れる部分など、お肌が蒸れる環境だと、痒みがでやすくなります。
痒みがでないように、通気性の良い服を着ましょう。
髪の毛が肌に当たらないようにする
髪の毛がお肌を刺激し、痒みを誘発することがあります。
髪の毛がお肌に当たらないように、髪型を工夫する、髪を短くするなど対策をしましょう。
掻きむしらない
かゆいところを掻くと一時的に気持ちいいと感じます。
しかし皮膚を傷つけることで新たな肌トラブルが発症してしまったり、わずかな刺激にも反応して痒みが起こりやすくなる悪循環を発症します。
根本的な解決には繋がりませんので他の対処法で痒みを緩和させましょう。
まとめ
脱毛後の痒みの原因は多くが乾燥や炎症によるものです。
痒みの防止には日々の保湿ケアが大切です。
痒みが出ても掻きむしらないようにしましょう。
参考文献
監修医師一覧(専門医情報)
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レナトゥスクリニック 新宿院院長私は患者として、医療脱毛、ボトックスやヒアルロン酸はもちろん、様々な施術を受けてまいりました。
自分自身で口コミや評判、症例などを調べて美容クリニックへ行き、成功したこともあれば失敗したこともあります。
このような経験をしてきたからこそ、本当に良い美容医療を責任感を持って提供したいという強い意志があります。
美容業界に携わる今、皆さまの美しくなりたい気持ちに真摯に応え、誠実な美容医療を提供していきたいと強く考えております。
小さなお悩みも、長年のコンプレックスも、お力になれればと存じます。
新宿の美容医療なら渡邊にお任せください。
東京女子医科大学出身、美容施術経験多数(なんでも聞いてください!)、instagram、Tiktok、X(旧Twitter)