脱毛施術において、普段は他人に触られないような部位に触れられたりすることでくすぐったさを感じることがあります。

しかし、くすぐったさを感じる原因やその対処法を知っていればくすぐったさを軽減することが可能です。
今回は、くすぐったさの仕組みや脱毛におけるくすぐったさ軽減の工夫について解説していきます。
・”くすぐったい”の仕組みと感じやすい部位は?
・”くすぐったい”を感じやすい脱毛中の工程は?
・”くすぐったい”を軽減するためにできることは?
目次
”くすぐったい”の仕組みと感じやすい部位は?
脱毛する部位がくすぐったさを感じやすい部位だと気になりますよね。
そもそもくすぐったさとは何なのか、どうして感じてしまうのか、どういった場所がくすぐったさを感じやすいのかについてお話ししていきますね。
”くすぐったい”の仕組み
くすぐったさを感じる医学的機序は複雑で、完全には解明されていませんが、複数の側面を持ち合わせていると言われています。
1.皮膚の感覚受容体の反応
→皮膚には触覚や圧力を感じる感覚受容体があり、これらが軽い刺激に反応してくすぐったさを感じさせます。
2.脳の処理
→くすぐり刺激は、脊髄と脳を通じて伝達され、脳内で処理されます。特に、大脳皮質、小脳、視床下部などが関与していると考えられます。
3.感情反応
→くすぐったさは、笑いや楽しさと関連しており、これらの感情反応は脳の報酬系や情動系によって調節されます。
4.予測できない刺激
→自分自身で自分をくすぐることが難しいのは、脳が自己生成された動きの結果を予測し、その刺激に対して反応を減少させるためです。
これらの機序は、くすぐったさを感じる体験の一部を説明するものであり、くすぐったさには多くの要因が複合的に作用しています。
他にも”くすぐったいと感じるには互いの親密さが影響する”といったものや、”子どもの方がくすぐったさを感じやすい”、”女性の方がくすぐったさを感じやすい”など様々な報告があります。
”くすぐったい”を感じやすい部位
くすぐったさを感じやすい部位は、脇の下や足の裏のように普段触れられない部分や、他には首、腰、肋骨、お腹、背中などが挙げられます。
くすぐったさを感じやすい部位は、脱毛施術中にもくすぐったく感じやすい部位と予想できます。
一方で脱毛を考えられている方の多くは、全身の脱毛を希望されていますし、くすぐったさを感じやすいからといって脱毛しない理由にはなかなかなりませんよね。
例えば首は、ヘアスタイルによってはムダ毛が目立ちやすく脱毛希望の高い部位のひとつです。くすぐったさは感じやすいかもしれませんが、脱毛による満足度の高い部位でもあります。
”くすぐったい”を感じやすい脱毛中の工程は?
くすぐったさの感じ方には個人差があり、まだまだ仕組みは解明されていないことがわかりました。
それでは、脱毛施術中にくすぐったさを感じやすい工程にはどのようなものがあるのでしょうか。
身体を触られたとき
脱毛施術中は、肌の状態確認などあらゆる工程でスタッフの手が患者さんの身体に触れます。
部位によってはくすぐったさを感じやすい可能性があるでしょう。
シェービング
脱毛前は事前に剃毛して自己処理を終えておく必要があります。自己処理は脱毛前日の夜か当日の朝に行うよう推奨されることが多いです。
自己処理を行っていなかったり、剃り残しが多かった場合は、脱毛施設のスタッフがシェービングを行うことになりますが、この追加のシェービングが有料か無料かは施設によって異なります。うなじや背中など手の届かない部位はシェービング代が無料なことが多いですが、ルールはクリニックやサロンによって異なりますので事前のチェックが必要です。
自分でシェービングを行う場合は、行動が予測できるためくすぐったさを感じることは少ないですが、他人の動きに関しては予測が難しく、シェービングされる際にくすぐったさを感じてしまうことがあります。
また、脱毛施設のスタッフは、お肌に負担のないように優しく丁寧にシェービングを行っていくため、皮膚にとってくすぐったさを感じやすい刺激になります。
マーキング
脱毛施術の際は、照射に漏れが出ないようにペンで身体にマーキングを行います。
このペンの刺激が予測できず、くすぐったさを感じる可能性があります。
施術時のジェルの塗布
脱毛器によっては、肌の保護や冷却のためにジェルを塗布してから施術を行うものがあります。
このジェルの刺激が予測できずくすぐったく感じる可能性があります。

脱毛器が肌に当たる時
実際に脱毛施術を行う際、脱毛器が肌に当たる時にくすぐったさを感じることがあります。
その後の実際のレーザーや光の照射ではくすぐったさよりも痛さが勝ることが多いです。
施術後のジェルやローション・クリームの塗布
脱毛によってお肌の水分は奪われ、刺激に敏感な状態になります。そんなお肌を保護するために脱毛施術後はジェルやローション・クリームを塗布されることがあります。
この工程においても刺激が予測できずにくすぐったく感じる可能性があります。
”くすぐったい”を軽減するためにできることは?
以上のように、脱毛施術ではその工程でくすぐったさを感じることが多々あります。
くすぐったさを感じやすい方の中には、我慢できるかなとご不安になった方もいらっしゃるかもしれません。
脱毛施術中にくすぐったさを軽減する工夫をご紹介していきますね。
自己処理はしっかりと
脱毛の工程の中でもシェービングは特にくすぐったさを感じやすいと言われています。
自分では手の届かないようなうなじや背中に関しては避けようがないこともありますが、他の自分で自己処理できる部位については、しっかりとシェービングを行うことで、施術中のスタッフによるシェービングを減らし、くすぐったさを緩和できます。
剃り残しを最小限にし、他人によるシェービングの工程を減らしましょう。
施術スタッフに事前に伝えておく
自分はくすぐったさを感じやすい体質であること、くすぐったさが不安であることを事前に脱毛施設のスタッフに伝えておきましょう。
脱毛施設のスタッフたちはたくさんの患者さんへ脱毛を行っていますから、くすぐったさへの配慮やノウハウも身につけていることがほとんどです。肌に可能な限り触れないように気をつけたり、触れる前に声がけをするなどの対策をしてくれるでしょう。

不安を共有できたという安心感もまた、くすぐったさの軽減につながる可能性があります。
施術中は他のことを考える
脱毛施術中に、施術部位に注意を集中させてしまうとより一層くすぐったさを感じやすくなってしまいます。
脱毛中は、できるだけ他のことを考えたり眠りに集中したりして、皮膚の刺激から気を逸らすようにしましょう。
ジェルを使わない脱毛器を選ぶ
脱毛器の種類によってはジェルを用いないものもあります。特に、熱破壊式脱毛で用いられる脱毛器はジェルが不要なものが多いです。
事前にカウンセリングで、使用している脱毛器の種類やジェルの塗布の有無などについて確認しておくことをお勧めします。
レナトゥスクリニックでは、熱破壊式の最新の脱毛器ジェントルマックスプロプラスを用いており、レーザー照射と同時に冷却ガスを噴射するためジェルは不要です。

まとめ
今回は、くすぐったさの仕組みや脱毛におけるくすぐったさ軽減の工夫について解説していきました。
脱毛施術は肌に触れることが多いため、どうしてもくすぐったさを感じてしまうことがありますが、くすぐったさの仕組みや軽減の工夫を知ることで、多少緩和することができそうですね。
この記事を読んで分かったことをまとめてみましょう。
・くすぐったさは複数の要因から感じることが多い。
・くすぐったさを感じやすい部位は、脇、足の裏、首、腰、肋骨、お腹、背中など。
・脱毛の工程においては、シェービングやマーキング、スタッフの手が肌に触れる時にくすぐったさを感じやすい。
・くすぐったさを軽減するためには事前の自己処理の徹底が大切。
・くすぐったさを感じやすいことをスタッフに共有しておくこともポイント。
安全に不安なく脱毛を進められるように、以上のポイントを念頭に脱毛に臨みましょう。
くすぐったさにご不安な方は、まず無料カウンセリングでご相談くださいね。
参考文献
(1999). The mystery of ticklish laughter. American Scientist, 87, 344–351.
Sven Svebak (2021). The importance of skin area and gender in ticklishness.
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この記事の監修者
レナトゥスクリニック統括院長 副田 周医師
国立富山大学医学部医学科卒業。大手美容外科院長を経て、医療脱毛特化のレナトゥスクリニックを開業。医療レーザー脱毛における安全性とプロトコル設計に注力し、レーザー機器の特性に応じた出力・パルス幅・スポットサイズの個別最適化を行います。主力機器『GentleMax Pro Plus』を用い、肌質・毛質ごとの設定を医師管理下で運用しています(効果には個人差があります)。
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