① 機械：ジェントルマックスプロプラス（DCD冷却）

当院の脱毛機は、レーザー照射の直前（ミリ秒単位）に-26℃の冷却ガス（DCD）を噴射します。
瞬時に皮膚を冷凍・麻酔状態にすることで、熱さを感じる隙を与えず、痛みを感じにくくします。ジェルを塗る不快感もありません。

② 麻酔：クリーム＋笑気麻酔のW使い

「塗る麻酔（クリーム）」で皮膚表面の感覚を鈍らせ、「吸う麻酔（笑気ガス）」で痛みへの恐怖心を和らげます。
この2つを併用することで、痛みに弱い方でも「寝ている間に終わった」と感じるレベルまで軽減可能です。
※ただし、笑気麻酔は、嘔吐窒息リスク、痛みが感じにくくなり火傷リスクもあり、レナトゥスクリニックでは採用しておりません。

③ 技術：看護師の照射テクニック

痛みは「照射のリズム」や「冷やし方」で変わります。
熟練の看護師が、患者様の呼吸に合わせてリズムを調整し、痛みが強い部分は圧迫して痛みを逃がすなど、細やかな手技でサポートします。

④ 設定：パルス幅・波長の調整

ここがプロの技です。どうしても痛みが強い場合は、パルス幅（照射時間）を「20〜30msec」に長く設定します。
こうすることで、熱の発生を緩やかにし、ピークパワーを抑えて痛みを激減させることができます。
また、深達度の高い「ヤグレーザー」や、スポットサイズを大きくすることで、痛みを抑えつつ深部の毛を破壊する設定に切り替えます。

⑤ 自己管理：保湿・日焼け・剃毛

乾燥した肌や日焼け肌は痛みを感じやすくなります。毎日の保湿とUVケアを徹底してください。
また、剃り残し（毛が長い状態）があると、皮膚表面で熱が発生し痛みが強くなるため、前日の丁寧なシェービングが重要です。

痛みのピークと減少の目安

結論：頑張るのは最初だけ！

最初の数回を乗り越えれば、あとは快適な施術が待っています。
だからこそ、痛みが最も強い初期段階で「麻酔」や「冷却」のサポートが充実しているクリニックを選ぶことが重要なのです。