● 毛抜きの仕組み

毛は「毛幹（外に見える毛）」と「毛包構造（毛乳頭・バルジ・幹細胞）」に分かれています。
毛抜きやワックスは、毛幹部分だけを引き抜いているにすぎないため、
毛を作る“エンジン”である毛包幹細胞はほぼ無傷です。

● だから毛は必ず再生する

幹細胞が生きている限り、毛はまた伸びます。
“畑（幹細胞）が残っている限り、作物（毛）はまた生える” のと同じ理屈です。

● なぜ少し減るように見える？

毛を繰り返し強く抜くと、毛包の一部（毛幹と毛包の接着部）が傷つき、
毛が細くなったり、生える方向が変わったりすることがあります。

しかしこれは「機能低下」であって、
毛包幹細胞を破壊しているわけではないため、
時間が経つと再び太く生えることも多いです。

● 永久脱毛にはならない理由

永久脱毛とは「毛包幹細胞の破壊」を意味しますが、毛抜き・ワックスでは
幹細胞に十分な熱も物理刺激も届きません。

仮に毛の一部が生えにくくなっても、医学的には“永久脱毛”ではありません。
組織の自然修復によって元に戻る可能性も高く、再生しない保証はどこにもありません。

医療脱毛でしか「毛を生やす能力」は完全に失わせられない

永久脱毛を実現できるのは、毛包幹細胞（バルジ領域）と毛乳頭細胞を破壊できる
医療レーザーのみです。

「毛が生えなくなる仕組み」については
医療脱毛の基礎知識 にてさらに詳しく解説しています。