ロキソニンやカロナールで医療脱毛の痛みは軽減する?

ロキソニンやカロナールで医療脱毛の痛みは軽減する?

医療脱毛は痛みの悩みがつきものですよね。

医療脱毛の機械は日々進化を遂げており、効果だけではなく極力痛みを軽減する工夫もされています。

とはいえ、VIOや男性の髭など毛の濃い部位はまだまだ痛みが強いことも確かです。

痛み止めの薬として知られるロキソニンやカロナールなどは医療脱毛の痛みにも効果があるのでしょうか。

渡邊医師
渡邊医師
効果が高く痛みの少ない、脱毛に特化したクリニックの医師がおすすめする脱毛機器ジェントルマックスプロプラス(2022年販売開始)については以下で詳しく解説しています。

医療脱毛とは

レーザー脱毛では、レーザーが肌の黒や茶色の色素(メラニン色素)に反応し、熱を発生させます。

その熱により、毛母細胞やバルジ領域といった発毛に関わる組織が破壊され、毛は破壊されます

医療レーザー脱毛において、この仕組みは熱破壊式であっても蓄熱式であっても共通です。

バルジ領域

医療レーザー脱毛の仕組みについてはこちらの記事で詳しく解説しています。

医療脱毛の痛みのしくみ

痛みは発生機序から侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、そのほかの痛み(心因性疼痛と呼ばれたりしています)に分類されます。

医療脱毛の痛みは侵害受容性疼痛に分類されると考えられます。

侵害受容性疼痛とは、皮膚や脂肪、筋肉などの身体の組織が損傷を受けた時に生じる痛みのことを指します。

この痛みは傷や打撲の他、熱さや冷たさによっても生じます。

組織が損傷されると、組織からカリウムイオンやセロトニン、ヒスタミン、ブラジキニンなどの物質が産生・放出され、神経を刺激します。

ブラジキニンは炎症を起こす物質なので、痛みや赤み、腫れを誘導します。

他にもロイコトリエンやプロスタグランジンといった物質がブラジキニンと共同して痛みを増強させます。

医療脱毛の際に使用されるレーザーが毛や周囲の組織にダメージを与えることで、こういった痛みの信号が神経を通じて脳に伝わります。この痛みは体が損傷を認識し、注意を促すための重要なサインとなります。

痛み止めの薬は医療脱毛にも効果がある?

ロキソニンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の一種であり、炎症や痛みを増強する物質、プロスタグランジンを抑制することで痛みを軽減し、炎症を抑える効果があります。

カロナール(アセトアミノフェン)は痛みを和らげる作用を持ちますが、炎症を抑える作用はほとんどありません。詳しい機序はいまだに解明されていないのですが、痛みを抑制する信号を活性化させることで痛みを和らげていると予想されています。

これらの飲み薬は、レーザー脱毛による痛みが侵害受容性疼痛であることを考えると、理論上は効果があると考えられるのですが、現時点ではしっかりと研究・検討された文献はありません。服用のタイミングなどによっても効果に大きな差が見込まれるため、ロキソニンやカロナールが医療脱毛の痛みに効果があるとは断言できないでしょう。

また、ロキソニンと同様の成分が含まれた湿布薬には光線過敏症を引き起こす可能性があるものがあります。医療脱毛前の湿布の貼付は禁止されていることも多く、注意が必要です。

光線過敏症やその原因薬剤についてはこちらで詳しく解説しています。

医療脱毛の痛みに確実に効果があるのは麻酔

それでは医療脱毛の痛みを軽減する手段は他にはないのでしょうか。

おすすめの方法は痛みの強い部位への麻酔です。

全身に作用し意識が朦朧とするような静脈麻酔や笑気麻酔は、痛みが強すぎた場合に気付けないため火傷などのリスクが上昇しおすすめできません。

リドカインという成分を用いた局所への表面麻酔をおすすめします。

渡邊医師
渡邊医師
医療脱毛時の麻酔についてはこちらで詳しく解説しています。

まとめ

医療脱毛の痛みは侵害受容性疼痛に分類されると考えられます。

医療脱毛の痛みにロキソニンやカロナールが効果があるかは現時点では不明です。

痛みを軽減する確実な手段は麻酔です。

痛みの強い部位に関してはリドカインという成分を用いた局所への表面麻酔をおすすめします。

参考文献

医療脱毛をはじめる前に読む本

基礎から学ぼう 医療レーザー脱毛入門

よくわかる医療脱毛

新しい皮膚科学第3版

医療脱毛はその効果と安全性からも、多くのクリニックで無料カウンセリングを提供しています。専門の医師による詳しい説明を受け、自分の肌質や問題点に最適な施術プランを選べます。自己処理のリスクを避け、プロフェッショナルによる脱毛で、理想のツルツル、スベスベの頬を手に入れましょう。質の高いサービスを提供する医療脱毛クリニックが増えていますので、一度足を運んで自分に最適な治療を探してみてはいかがでしょうか。

医療脱毛はどこを選べばわからない!という方は、まずはレナトゥスクリニックの無料カウンセリングを予約すると良いでしょう。

1つカウンセリングに行くと、比較する基準ができるので、クリニックがとても選びやすくなりますよ。

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医療脱毛施術詳細

【施術名】医療脱毛
【施術内容】厚生労働省認可の医療レーザー脱毛機械熱破壊式ジェントルマックスプロジェントルマックスプロプラスバルジ領域・毛根・毛母細胞などの毛包周囲組織を破壊し、永久減毛効果を出す施術です。
料金お試し医療脱毛¥110円(税込)全身脱毛5回ライトプラン¥14,9800円(税込)
医療脱毛は公的医療保険が適用されない自由診療です。
【リスク・副作用】ヤケド痛み赤み毛嚢炎蕁麻疹アレルギー反応硬毛化色素沈着色素脱失痒み乾燥埋没毛ほくろしみが薄くなる・肝斑の悪化まつ毛、眉毛、髪の毛の脱落腫れ
【問い合わせ先】公式LINE
料金、リスク・副作用、施術内容は登録時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。

監修医師一覧(専門医情報)

この記事の監修者
  • 渡邊医師
  • レナトゥスクリニック 東京田町院
    私は患者として様々な施術を受けてまいりました。
    美容業界に携わる今、皆さまの美しくなりたい気持ちに真摯に応え、誠実な美容医療を提供していきたいと強く考えております。
    小さなお悩みも、長年のコンプレックスも、お力になれればと存じます。
    田町院でお待ちしております。
    東京女子医科大学出身、美容施術経験多数(なんでも聞いてください!)、instagramTiktokX(旧Twitter)

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