医療脱毛に関して、安全性や副作用についての疑問を持っている方も多いでしょう。脱毛技術が進化しているとはいえ、完全にリスクがないとは言えないのが事実です。例えば、脱毛後に汗の量が増える、レーザーが発がんの原因になるかもしれないといった話を耳にしたことがあるかもしれません。こちらの内容では、医療脱毛の潜在的なリスクや副作用、そしてそれに対するアドバイスを解説します。
目次
医療脱毛後には赤み、ひりつき、痒み、膨隆疹が出やすい
医療脱毛を受けた後、多くの方が「赤み」「ひりつき」「痒み」「膨隆疹(ぼうりゅうしん)」などの反応を経験する方が多いと思います。これらの症状は、実は正常な炎症反応としてのサインです。
脱毛処置中にレーザーが皮膚に与える刺激は、皮膚の自然な防御反応を引き起こします。これが「炎症」として現れるわけです。具体的には、脱毛処理が毛根を破壊する過程で、身体が修復作業を始めるための反応としてこれらの症状が生じます。
例えば、手を軽くたたくと、その部分が一時的に赤くなるのを感じたことがありますよね。これは、体がその部分を保護しようとして血流を増やす自然な反応です。同じように、医療脱毛を受けると、肌が反応して赤み、ひりつき、痒みを伴うことがあります。そして、肌の表面が少し盛り上がる「膨隆疹(ぼうりゅうしん)」という現象も見られることがあります。これを簡単に言うと、蚊に刺されたときのような小さな腫れのことを指します。これらすべては、皮膚がレーザーの刺激に反応して一時的に起こる正常な炎症反応です。大抵の場合、これらの反応は一時的であり、しばらくすると自然に落ち着いてきます。
経過としては脱毛施術後、2.3日ピークで1週間程度で消失する場合がほとんどです。
もし症状が1週間以上経過してもなかなか治らない場合や、悪化するようであればお早めにクリニックにご相談していただくことが一番です。
医療脱毛のリスクとポイント
医療脱毛は多くの人々に選ばれる方法ですが、施術後の赤みやひりつき以外にも、時折、肌にトラブルが生じることがあります。
脱毛の施術を後悔しないためには、これらのリスクや副作用を受ける前に十分に理解して、適切な対応を行うことが重要です。
この記事では、医療脱毛のリスク・副作用と、それに対する対処法を詳しく解説します。
火傷のリスク
施術後の一時的な赤み以外に、1週間経過しても赤みやひりつきが持続する場合、火傷の可能性があります。
火傷となると、水ぶくれや色素沈着などの症状が現れることがあります。炎症反応が1週間以上継続したり、悪化するようであれば、すぐに治療を受けたクリニックに相談することが大切です。
通常、医療脱毛のレーザーは、毛根に含まれるメラニン色素だけに反応します。
ですので、健常な皮膚には影響が及ぶことは少ないのですが、日焼けや乾燥により肌が敏感になっている状態で脱毛を行うと、例外的に火傷のリスクが高まります。
火傷のリスクは、スタッフの技術不足にも関連しています。正しい照射方法はもちろん、患者様の肌の特徴やケア状態をきちんと理解し、安全にレーザーを調整する知識が必要です。
だって、同じ肌の方はいないから。
個別のケアと知識が求められます。
お伝えしたようにスタッフの高い技術や知識も求められますが、そもそも施術を受ける私たちの日々のケアが安全に照射できるかどうかを左右します。
それは、日々の紫外線対策や保湿を毎日行うことです。
火傷の原因は様々ですが、疑念がある場合や症状が持続する場合は、安全を最優先にクリニックにご相談ください。
毛嚢炎のリスク
脱毛施術後に、レーザーを当てた部位にニキビのような赤いブツブツが現れることが稀にあり、これを「毛嚢炎」と言います。
本来、毛穴には細菌が存在しているため、脱毛の際のレーザー照射は毛穴のダメージとともに、これらの細菌を除菌する役割も果たしています。
しかし、レーザーの照射により毛穴がダメージを受けると、肌の保護機能が一時的に低下することがあるのです。このような状態で細菌が活発に増殖すると、毛嚢炎の原因となります。この炎症は赤いブツブツのみならず、状態によっては腫れや痛みを伴う場合も。毛嚢炎を発症した場合、触ることなく速やかに治療を受けたクリニックに相談しましょう。
毛嚢炎はこまめに汗を拭き取ったり、枕やベッドシーツを定期的に交換するなど清潔を保つこと、また保湿をしっかり継続することで予防や症状軽減に努めることができます。
蕁麻疹のリスク
医療脱毛は多くの人々に選ばれる脱毛方法の一つですが、施術後に「蕁麻疹(じんましん)」が発症するリスクもあります。
蕁麻疹は、皮膚に一時的に現れる発疹やかゆみの症状を指し、施術後の反応の一つとして知られています。
原因としては、レーザー照射による皮膚への刺激が、アレルギー反応や皮膚の一時的な反応として蕁麻疹を引き起こすことが考えられます。特に敏感肌の方や、初めて医療脱毛を受ける方は、このリスクを頭に入れておくことが重要です。
蕁麻疹が発症した場合の対処法としては、お薬(市販では花粉症薬のアレグラなど)の使用、保湿する、掻く擦るの皮膚刺激を与えない、血行が良くなることを避けると、たいていは1週間程度で治ります。蕁麻疹かもと思った時点でクリニックや専門家に相談することがおすすめです。
硬毛化のリスク
医療レーザー脱毛は永久脱毛効果を目指しますが、時折、毛が逆に濃くなる「硬毛化(こうもうか)」が生じることが知られています。
多くの方が脱毛中に毛が濃くなることを懸念するかもしれません。しかし、硬毛化は医療脱毛特有のリスクではなく、エステや家庭用脱毛器にも同じリスクが伴います。
硬毛化の原因は複数考えられており、一つの説として、レーザーのエネルギー不足が挙げられます。毛根が熱を受け、体がこれを修復しようとすることで、結果として太く濃い毛が再生する可能性があります。特に、二の腕や背中、顔の産毛は硬毛化リスクが高いと言われています。
もし硬毛化を体験した場合、適切に対応するクリニックの選択が重要です。治療には時間がかかることもありますが、改善不可能ではありません。特に高出力のアレキサンドライトレーザーやヤグレーザー、針脱毛などが効果的です。
しかし、蓄熱式脱毛における硬毛化の改善例はあまり見聞きしないのでお勧めはしません。
特に、当院は2022年10月より最新技術のジェントルマックスプロプラスを導入しました。これにより、硬毛化治療のオプションが拡大し、皆様の美容ケアにさらに寄り添えるよう努めています。
医療脱毛のリスクにおけるよくあるご質問
医療レーザー脱毛はそもそも健康に害はないの?
レーザー脱毛に使われる医療レーザーが身体の内部に何らかの害をもたらすのではないかという相談をよく受けます。
しかし、安心してください。医療レーザー脱毛は、ムダ毛の処理に特化したもので、身体全体への影響は確認されていません。
つまり、健康に対して悪影響を及ぼすリスクは考えられません。
医療脱毛のレーザーが 「がん」の原因となるの?
多くの人が医療脱毛のレーザーに関するがんのリスクについての話を聞いたことがあるかもしれませんね。
しかし、実際には、上記でもお伝えしたように体への影響はないので、医療脱毛のレーザーがガンのリスクを増加させることは確認されていません。
医療脱毛のレーザーは赤外線を使用し、がんのリスクと関連があるとされる紫外線とは異なります。
したがって、医療脱毛はがんとは無関係なので、安全に施術を受けられます。
脱毛後に炎症反応(赤みなど)が出ない場合は、脱毛効果は低いってこと?
脱毛後に炎症反応(赤みなど)が出ない場合、一部の方々は脱毛効果について心配することがあります。これについて解説します。
まず、肌の特性は個人差があります。炎症反応が出やすい人もいれば、そうでない人もいます。乾燥肌や敏感肌の人は、炎症反応が出やすい傾向にあります。また、脱毛後の適切なケアや保湿、日焼け対策の実施によっても炎症反応の程度は変わります。
一方で、脱毛の施術方法も炎症反応の出方に影響を与えます。施術時の出力や照射方法、施術の正確さなどが脱毛効果と炎症反応に関与します。そのため、炎症反応の有無だけでなく、脱毛の施術方法も脱毛後の炎症反応や効果を評価する上で重要な要素です。
炎症反応で脱毛効果を安易に評価するのではなく、確実な脱毛効果を評価するためには、新たに生えてくる毛の状態を観察しましょう。
施術が進むにつれて、毛の本数や質感が変化することがあります。炎症反応の有無は個人差があるため、脱毛効果を確認し、安全に照射を進めていく上で重要な要素です。
したがって、炎症反応の有無だけでなく、肌の特性や施術方法も脱毛効果に影響を与えることを理解しましょう。
ワキ脱毛後に汗が多くなるの?
ワキ脱毛後に汗の量が増えたように感じる、という話を耳にしたことはないでしょうか?
実際に脱毛が汗の生成を増加させるわけではありません。
ただし、毛がなくなることで、汗が直接肌に触れやすくなることがあるのです。これにより、汗を多く感じることがあるかもしれません。
脱毛後に感じる汗の増加は、一時的なものの場合が多いです。過度に心配せず、体の変化を観察してみてください。
レーザー脱毛でシミができる?
医療脱毛レーザーの使用が直接シミを引き起こすことは基本的にはないです。
とはいえ、レーザー脱毛後にシミのように見える変化を感じる方もいるかもしれません。 この変化は、実際のシミではなく色素沈着の可能性があります。
色素沈着は、軽い火傷の結果として発生することも。何か異常を感じたら、すぐに専門医に相談することをおすすめします。
妊娠中でも脱毛できるの?
妊娠中は医療脱毛の施術を控えることをおすすめします。
レーザー自体が胎児へのダメージのリスクは低いとされますが、妊娠中は体のホルモンバランスが変わり、毛の生え変わりも不規則になりがちです。
そのため、脱毛の効果が十分に得られないことも考えられます。さらに、妊娠による体調の変動や肌の敏感さも増すため、トラブルを避ける意味でも施術は避けた方が賢明です。
多くの脱毛クリニックも妊娠中の施術を控えているのが現状です。
お肌に異変を感じたら、すぐクリニックへ
これまでレーザー脱毛の潜在的な副作用について説明してきましたが、脱毛後に何かしらのお肌の変化を感じた場合は、迷わずすぐにクリニックに相談してください。
お肌トラブルを甘くみてはいけません。
自己判断での対応は、時として状態を悪化させるリスクがあります。きちんと医師に診察してもらいましょう。
当院では直接お電話やご来院していただき直接相談することもできますが、LINEからお写真を送っていただくことで、ご来院なしでも、医師の診察や必要であれば薬の処方もおこなっております。公式LINEにて24時間受け付けておりますのでお気軽にご相談いただけます。
お肌の安全を第一に考えるなら医療脱毛がおすすめ
脱毛時の肌の反応やトラブルが心配な方には、安全性の面から医療脱毛をおすすめします。
医療脱毛は、必ず医師の下で行われる医療行為です。
万が一のトラブル時も医学的なアプローチで適切な対応が可能です。
一方、エステ脱毛では、専門医が常駐していないため、医学的な対処が難しいことも考慮すると、肌の安全を最優先に考える方は医療脱毛を選んだ方が良いでしょう。
まとめ
脱毛を検討する際、メリットのみならずデメリットもきちんと理解することが大切です。
リスクを事前に知識として持つことで、肌トラブルを予防し、万が一のトラブル時も適切に対処することが可能となります。
また、世の中にはいろんな情報が飛び交っているのが現状です。「医療脱毛でがんの原因となる」など根拠のない噂に惑わされないように、お気をつけくださいね。
安心、安全にツルツル肌を目指すには、信頼性の高いクリニックを選択しましょう。
医療脱毛はどこを選べばわからない!という方は、まずはレナトゥスクリニックの無料カウンセリングを予約すると良いでしょう。
1つカウンセリングに行くと、比較する基準ができるので、クリニックがとても選びやすくなりますよ。
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医療脱毛施術詳細
【施術名】医療脱毛
【施術内容】厚生労働省認可の医療レーザー脱毛機械熱破壊式ジェントルマックスプロ・ジェントルマックスプロプラスでバルジ領域・毛根・毛母細胞などの毛包周囲組織を破壊し、永久減毛効果を出す施術です。
【料金】お試し医療脱毛¥110円(税込)、全身脱毛5回ライトプラン¥14,9800円(税込)
医療脱毛は公的医療保険が適用されない自由診療です。
【リスク・副作用】ヤケド・痛み・赤み・毛嚢炎・蕁麻疹・アレルギー反応・硬毛化・色素沈着・色素脱失・痒み・乾燥・埋没毛・ほくろしみが薄くなる・肝斑の悪化・まつ毛、眉毛、髪の毛の脱落・腫れ等
【問い合わせ先】公式LINE
※料金、リスク・副作用、施術内容は登録時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。
監修医師一覧(専門医情報)
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医療脱毛専門レナトゥスクリニック副田 周先生レナトゥスクリニック統括院長。元剛毛アトピー、現美肌。大手美容外科院長を経て、医療脱毛の面白さに気付く。 自身が医療脱毛で検索し脱毛をしに行き、粗悪な脱毛機とその効果の低さで毛が抜けず悲しむ。ネット検索では良い脱毛に辿り着けない現状を変えるため、脱毛を徹底的に勉強した。自分で一流の脱毛器とAIベンチャーと共同して脱毛方法編み出し、それをリーズナブルに提供することで社会貢献をすること誓い現在に至る。富山大学医学部医学科卒業後、大手美容外科院長を経てレナトゥスクリニック東京田町院を開業。レーザー脱毛士。
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