目の下のくぼみを治すには?

目の下がくぼんで影になってしまっている、顔がやせてげっそりして見える、ということはないでしょうか。目の下がくぼんでしまう顔の印象が暗くなってしまいます。実際の年齢よりも10歳老けて見えてしまうので、なんとしても防ぎたいところ。今回は目の下のくぼみの改善方法を解説していきます。

目の下のくぼみができる原因は?

の下のくぼみは、眼窩(目の周り)の脂肪が減って目の下の皮膚にボリュームがなくなってしまうことが原因です。脂肪が減ると皮膚の緊張が減り、目の下にあった皮膚が重力に負けて落ちてしまいます。すると目の下の皮膚が引っ張られてうすくなるため、くぼんでみえてしまうのです。他にも紫外線が皮膚の真皮層にダメージをあたえるとコラーゲンエラスチンという肌のハリを保つ繊維が虚弱になってしまいますし、乾燥も皮膚への刺激になり皮下の組織が弱くなってしまう原因になります。その結果、顔の中でもっとも皮膚のうすい目の下が特にくぼんで見えてしまいます。

目の下にできたくぼみは、色味が青〜黒く顔を見せてしまうので印象として「疲れている」ように見えてしまいます。一般的に肥満の方よりも痩せ型の方の方が目立つ傾向にあります。

目の下のくぼみじゃなくてたるみかも?

目の下の影があるとくぼんでるように見えてしまいます。たしかに、脂肪が減ってくぼみもあると思いますが、その影は別の原因の可能性があります。

それは、目の下のたるみ影を作っている場合です。目の下のたるみも年齢を重ねると目立ってくる変化です。目の周りには眼窩脂肪という脂肪が目をまもるクッションの役割をしています。眼球は靭帯(ロックウッド靭帯)がハンモックのように眼球をささえています。しかし年齢とともに靭帯がゆるんでくると眼球が落ちてしまい、かわりに眼窩脂肪が押し出されてしまうので目の下のたるみになってしまうのです。目の下のたるみがあると10歳老けて見えてしまいます。治療方法は脱脂術ヒアルロン酸注入になります。目の下のたるみは美容治療で改善が見込めますので、別の記事で解説していきます。

渡邊医師
渡邊医師
たるみは頬に影を落とすので、くぼみのように見えてしまい顔の印象を暗くしてしまいます。

 

目の下のくぼみを治すには?

目の下の皮膚は0.2〜0.3mmと、体の中でも最もうすいところです。そのためちょっとした刺激でシワになってしまったりたるんでしまいます。また、治療するにしても外科的に切ったり引っ張ったりするとバランスがくずれてしまうデリケートな部分です。そのため、日頃のセルフケアで予防することが重要になってきます。ここではご自身でできるセルフケアをご紹介します。また、皮膚の外側のケアはできますが、内側のケアは自分ではできません。そこで目の下のくぼみを改善する唯一の美容治療も紹介します。

自分での予防方法

紫外線予防

紫外線はコラーゲンやエラスチンといった美容物質を破壊してしまうため、紫外線対策が必要になります。日焼け止め(サンスクリーン剤)を塗布することで日光を遮断し、皮下組織をまもることができます。日焼け止めは2〜3時間でおちてきてしまうので、特に夏場は1日2〜3回塗りなおすことをおすすめします。物理的に日光を遮断するには長袖を着たり、日傘で体に光が当たるのを防ぎましょう。

保湿

肌の乾燥は紫外線によるコラーゲンやエラスチンへのダメージを高めてしまうため保湿ケアを徹底することが大切です。肌が乾燥している状態では、シワが深くなっていく一方です。化粧水、美容液、乳液、クリームで保湿ケアを行いましょう。おすすめはヘパリン類似物質で、肌奥まで浸透して保水してくれるため乾燥を抑えてくれます。

物理的刺激をさける

目の下をゴシゴシと強い力で擦ったりクセで触ったりしてしまうと、物理的刺激色素沈着してしまうことがあります。くぼんでしまった部分がさらに色味が濃くなって顔が老けて見えてしまうので、顔のケアをするときはやさしく触れるくらいの力でおこないましょう。

美容施術での治療法

ヒアルロン酸注入

目の下のくぼみに即効性のある改善方法はヒアルロン酸注入です。ヒアルロン酸注入は、くぼみの間にヒアルロン酸を埋めるように注入していくことで、でてしまった眼窩脂肪頬の脂肪の段差なだらかにして影をうすくします。ヒアルロン酸注入で頬にボリュームがでることで肌が張るので若々しくなります。製剤はアラガン社のボルベラやボライトといった肌馴染みの良い製剤を注入します。柔らかい製剤でしわやたるみに広く広がり、膨らみとの段差を小さくできます。施術時間は10分程度で、注入したら完成なので即効性のある美容施術として非常に人気です。自然な仕上がりなので「やった感のない」垢抜けができます。

脂肪注入

目の下のくぼみに自身の脂肪細胞を注入する方法もあります。デメリットとしては、定着しづらく変化が予想しづらいため、微細な調整が難しい点やダウンタイムが長い点、定着してしまった場合修正が難しい点、高額な点などが挙げられます。メリットとしては、ヒアルロン酸と異なりチンダル現象を起こさない点、定着すると長持ちする点です。

コラーゲン注入

目の下のくぼみにコラーゲンを注入する方法もございます。ヒアルロン酸注入と違いチンダル現象は防げますが、高額な点、アレルギーリスクが高い点がデメリットです。

まとめ

目の下のくぼみは一度くぼんでしまうとなかなか治りません。減った脂肪はなかなか戻らないですし、ゆるんだ靭帯やたるんだ皮膚は自力では戻せないからです。なのでセルフケアはあくまで現状を維持する以上のことは期待できません。くぼみを解消するおすすめの方法はヒアルロン酸注入です。ヒアルロン酸は減った脂肪や靭帯の補完をしてくれます。ボリュームの改善保湿ができ、くぼんだ部分を埋め若々しい顔に戻してくれますしかし、皮膚がたるみきってしまうとヒアルロン酸でも戻すことが難しくなります。早期に治療することが何よりも大事です。

レナトゥスクリニックでは無料カウンセリングをおこなっています。患者様の顔の状態を診察し、バランスを見て治療法を決定します。必要ないと判断したら無理に治療は勧めませんので、安心してお越しください。

 

 

監修医師一覧(専門医情報)

この記事の監修者
  • 渡邊医師
  • レナトゥスクリニック 新宿院院長
    私は患者として、医療脱毛、ボトックスやヒアルロン酸はもちろん、様々な施術を受けてまいりました。
    自分自身で口コミや評判、症例などを調べて美容クリニックへ行き、成功したこともあれば失敗したこともあります。
    このような経験をしてきたからこそ、本当に良い美容医療を責任感を持って提供したいという強い意志があります。
    美容業界に携わる今、皆さまの美しくなりたい気持ちに真摯に応え、誠実な美容医療を提供していきたいと強く考えております。
    小さなお悩みも、長年のコンプレックスも、お力になれればと存じます。
    新宿の美容医療なら渡邊にお任せください。
    東京女子医科大学出身、美容施術経験多数(なんでも聞いてください!)、instagramTiktokX(旧Twitter)

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