オビソートとはアセチルコリン塩化物を指し、ボトックスの効果を和らげる効果を持ちます。
ボトックスが効き過ぎてしまった部位に注射器で注入し、直後からメイクや入浴など普段通りの生活を送ることが可能です。
レナトゥスクリニックでは厚生労働省に国内承認を受けた製剤を使用しています。
・ボトックスが効き過ぎた
・額が重くなった
・眉が下がった
・目を開きづらくなった
・表情が固くなった
・笑顔が不自然になった
・噛む力が弱くなった
・顔のパーツが左右非対称になった
オビソートとボトックス
オビソートとは
オビソートとはアセチルコリン塩化物の商品名です。
保険診療では、麻酔手術後に腸管の動きを促したり、心血管の検査などに用いられます。
アセチルコリンは体の中のあらゆる情報伝達に関わる物質です。お顔や四肢をはじめ、多くの筋肉においては筋肉を収縮させる作用を持ちます。
喘息、てんかん、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)などの持病をお持ちの方には、発作などを誘発させる可能性があり使用することができません。
ではなぜオビソートはボトックスの効果を和らげることができるのでしょうか。
ボトックスの作用
ボトックスは正確にはA型ボツリヌス毒素といいます。
ボトックスとはアラガン社におけるA型ボツリヌス毒素の製剤名を指します。

ボトックスは神経からアセチルコリンが放出されるのを阻害するため、その結果、筋肉の収縮が阻害され、美容治療においてはシワ形成の予防に用いられます。
また、汗を生成・分泌する汗腺にも作用し汗を抑える働きもあります。
つまりオビソートは筋肉を収縮、ボトックスは筋肉を弛緩させる方向に働いています。
ボトックスの効果は注入後2週間から1ヶ月頃をピークに徐々に減衰していきます。
オビソート効果の実際
以上のようにオビソートはボトックスと真逆の作用を持つためボトックス治療の修正に用いられることがあります。
一方で、ボトックスの効果が強過ぎた場合などにはオビソートの効果はかなり限られたものになる可能性があります。
そのような場合は、オビソート注入を繰り返していただく必要や、時間が経過しボトックスの効果が切れていくのを待つしかないこともあります。

実際のオビソート投与の流れ
実際の治療の流れをご説明します。
お悩みの部位をカウンセリングさせていただき、症状の程度やオビソートを安全に投与できる状態か、適応があるかなどを医師が診察させていただきます。
適応があった場合、実際にオビソートを注入していきます。施術自体は5分程度で終わり、ご帰宅が可能です。直後は注入部位が白っぽく浮腫んだり、腫れたりする可能性がありますが、基本的にはその日のうちに治ります。また、内出血が出ることもありますが、その場合は1-2週間程度で改善しますのでお化粧などで隠していただく形になります。
オビソートは注入後1-3日後頃に効果が出始めます。その後効果は減弱していくので、場合によっては複数回の注入が必要になる可能性もございます。
ボトックス治療で大切なこと
ボトックスは同じ製剤を使っても、投与する量や打ち方によって効果が全く異なります。
顔にはさまざまな層にさまざまな筋肉がありますから、しっかりと狙った筋肉にボトックスを作用させなければ効果が出なかったり思わぬ副作用が起きてしまう可能性があります。
値段だけではなく、日頃からボトックス治療を行っているか、万が一副作用が起こってしまった時に対応してくれるか、などクリニックの見極めは大切です。
また、筋肉のポテンシャルや動かす癖は人それぞれ異なります。
オビソートを用いらなければならないような副作用を防ぐためにも、最初は量を打ち過ぎず、2回目、3回目と通っていただく段階で、投与する量や部位を調整していくことがボトックス治療における大事なポイントです。

まずはぜひご相談にいらしてください。
詳しい料金表はこちらに記載しております。
監修医師一覧(専門医情報)
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レナトゥスクリニック 東京田町院私は患者として様々な施術を受けてまいりました。
美容業界に携わる今、皆さまの美しくなりたい気持ちに真摯に応え、誠実な美容医療を提供していきたいと強く考えております。
小さなお悩みも、長年のコンプレックスも、お力になれればと存じます。
田町院でお待ちしております。
東京女子医科大学出身、美容施術経験多数(なんでも聞いてください!)、instagram、Tiktok、X(旧Twitter)