美白セットは、トラネキサム酸を中心にしたお薬のセットです。スタンダードは、トラネキサム酸錠250mg・シナール配合錠・ノイロビタン配合錠の3種類で、どれも1日3回、食後に1錠ずつ飲みます。
- トラネキサム酸の役割:本来は炎症を抑える薬ですが、美容医療では、メラニンの合成を防ぐ目的で、肝斑の治療などによく使われます。
- 処方できない方:トラネキサム酸には血を固まりやすくする作用があるため、血栓症の既往がある方、ピルを飲んでいる方(ジエノゲストは例外)、喫煙している方、トロンビン投与中の方には処方できません。
- 代わりの選択肢:これらに当てはまる方で、美白作用のある内服薬を希望する場合は、トラネキサム酸を含まない「美肌セット」をおすすめしています。
当院で処方された美白セットの使い方副作用、注意点の説明です。
お薬は正しく使用しましょう。
美白セットのまとめ

写真はイメージです(モデル)
以下を参考にお薬を使用してください。
| 飲む量とタイミング例 | 効果 | |
| トラネキサム酸錠250mg | 1日3回1錠を毎食後 | 炎症抑制・色素沈着肝斑改善 |
| シナール配合錠 | 1日3回1錠を毎食後 | シミの抑制とコラーゲン増生 |
| ノイロビタン配合錠 | 1日3回1錠を毎食後 | 皮膚と粘膜を健康に保つ |
| ユベラ錠50mg | 1日2回1錠を朝晩食後 | 抗酸化作用・皮膚バリア機能改善 |
| グルタチオン錠100mg | 1日3回1錠を毎食後 | 肝機能改善・美白 |
| ヘパリン類似物質 | 1日2回朝晩に皮膚塗布 | 医学的根拠のある保湿 |
それでは、詳しく解説をしていきます。
美白セット(スタンダード)
美白セット(スタンダード)には、
・トラネキサム酸錠250mg
・シナール配合錠
・ノイロビタン配合錠
が含まれます。
トラネキサム酸錠250mg
この治療で使用されるトラネキサム酸は医薬品医療機器等法の承認済の製品です。
使用方法
【効能・使用方法】
消炎鎮痛剤の飲み薬ですが、美容医療においては、メラニンの合成を防ぐ効果が期待され、肝斑の治療によく用いられます。
1日3回、食後に1錠内服してください。
【使用上の注意】
副作用として、消化器症状(胃不快感,悪心・嘔吐,下痢等)、過敏症症状(痒み・発疹等)、眠気等が見られることがあります。
重篤な副作用として、人工透析患者において痙攣が見られることがあるとの報告があります。
また、以下に当てはまる方には処方することができません。
・トロンビン投与中の患者
・過去に血栓症の既往がある方
・ピル内服中の方
・喫煙されている方
過敏症症状が見られた場合や、血栓症を疑う症状が見られた場合は直ちに使用を中止し、お近くの医療機関を受診してください。
禁忌(このお薬を使用できない方)、主な副作用や重篤な副作用の詳細に関しては、下記の通りです。
禁忌
✔️トロンビン投与中の方
当院で処方を希望される方へ
トラネキサム酸には血を固まりやすくする作用があります。
短期間の使用では問題になることはほとんどありませんが、美容目的の場合は、長期間使用していただくことになりますので、以下に当てはまる血栓傾向(血が固まりやすい傾向)にある方には処方できません。
✔️過去に血栓症の既往がある方
✔️ピル内服中の方(ジエノゲストは例外で、内服中でもトラネキサム酸が使用できます。)
✔️喫煙されている方
これらの項目に当てはまる方で、美白作用のある内服薬をお求めの方には、こちらの「美肌セット」をお勧めしております。
治療による主なリスク・副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
1.重大な副作用
痙攣(頻度不明):人工透析患者において痙攣が現れることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。
2.その他の副作用:次記の副作用が現れることがあるので、異常が認められた場合には必要に応じ投与を中止するなど適切な処置を行う。
1).過敏症:(0.1%未満)そう痒感、発疹等。
2).消化器:(0.1〜1%未満)食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、胸やけ。
3).その他:(0.1%未満)眠気。
参考:トラネキサム酸錠添付文書
シナール配合錠
この治療で使用されるシナール配合錠は医薬品医療機器等法の承認済の製品です。
使用方法
【効能・使用方法】
アスコルビン酸(ビタミンC)とパントテン酸カルシウム(ビタミンB5)の配合錠で、飲み薬です。
ビタミンCによる抗酸化作用などが期待できます。
1日3回、食後に1錠内服して下さい。
【使用上の注意】
副作用として、消化器症状(胃不快感,悪心・嘔吐,下痢等)が見られることがあります。
また、尿検査の結果に影響することがあるので、尿検査の前には内服しないようにしてください。
禁忌(このお薬を使用できない方)、主な副作用や重篤な副作用の詳細に関しては、下記の通りです。
禁忌
禁忌は添付文書上記載がなく、設定されていません。
当院で処方を希望される方へ
添付文書上に記載はありませんが、安全面を考慮し、
✔️このお薬を過去に使用して過敏症症状が出た方
はご使用いただくことが出来ません。
治療による主なリスク・副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
消化器(頻度不明):胃不快感、悪心・嘔吐、下痢等が現れることがある。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
1.各種の尿検査で、尿糖の検出を妨害することがある[アスコルビン酸(ビタミンC)による]。
2.各種の尿試験紙法による尿検査(潜血、ビリルビン、亜硝酸塩)・便潜血反応検査で、偽陰性を呈することがある[アスコルビン酸(ビタミンC)による]。
参考:シナール配合錠添付文書
ノイロビタン配合錠
この治療で使用されるノイロビタン配合錠は医薬品医療機器等法の承認済の製品です。
使用方法
【効能・使用方法】
ビタミンB群の飲み薬です。
ビタミンB群は代謝に必要なビタミンですので、皮膚においては、皮膚の新陳代謝を整える作用があり、メラニンの排出を促進することが期待されます。
1日3回、食後に1錠内服して下さい。
【使用上の注意】
副作用として、消化器症状(胃不快感,悪心・嘔吐,下痢等)、めまい等が見られることがあります。
パーキンソン病治療薬のレボドパ内服中の方は、お薬の効果を弱めてしまう可能性があるため本剤をご使用いただけません。
尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがあるため、尿検査前には使用しないでください。
禁忌(このお薬を使用できない方)、主な副作用や重篤な副作用の詳細に関しては、下記の通りです。
禁忌
禁忌は添付文書上記載がなく、設定されていません。
当院で処方を希望される方へ
添付文書上に記載はありませんが、安全面を考慮し、
✔️レボドパ内服中の方
✔️ノイロビタン配合錠を過去に使用して過敏症症状が出た方
はご使用いただくことが出来ません。
治療による主なリスク・副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないが、ノイロビタン錠の臨床文献36報から集計したところ、副作用は18例に21件みられ、このうち18件が消化管障害であった(再評価結果通知:1985年7月)。
1.消化器:(頻度不明)腹部膨満、便秘、嘔気、下痢。
2.その他:(頻度不明)眩暈。
(相互作用)
併用注意:レボドパ[パーキンソン症状が悪化することがある(本剤中に含まれるビタミンB6はレボドパの作用を減弱することがある)]。
(臨床検査結果に及ぼす影響)
尿を黄変させ、臨床検査値に影響を与えることがある[ビタミンB2による]。
美肌セット(プレミアム)

写真はイメージです(モデル)
上記の三種類のお薬に加えて、
・ユベラ錠50mg
・グルタチオン錠100mg
・ヘパリン類似物質ローション0.3%
以上の三種類のお薬が加わり、計6種類のお薬をご使用いただくセットです。
ユベラ錠50mg
この治療で使用されるユベラは医薬品医療機器等法の承認済の製品です。
使用方法
【効能・使用方法】
トコフェロール酸エステル(ビタミンE)の飲み薬です。
ビタミンEによる抗酸化作用や、皮膚のバリア機能を安定させる作用が期待できます。
1日2回、食後に1錠内服してください。(症状により1回2錠、1日3回まで増やすことができます)
【使用上の注意】
副作用として、消化器症状(胃不快感,悪心・嘔吐,下痢等)、発疹等が見られることがあります。
過剰に摂取することで、骨粗鬆症のリスクが増えるという報告があります。
禁忌(このお薬を使用できない方)、主な副作用や重篤な副作用の詳細に関しては、下記の通りです。
禁忌
禁忌は添付文書上記載がなく、設定されていません。
当院で処方を希望される方へ
添付文書上に記載はありませんが、安全面を考慮し、このお薬を過去に使用して過敏症症状が出た方はご使用いただくことが出来ません。
治療による主なリスク・副作用
総症例3,586例中、32例(0.89%)の副作用が報告されている(再評価結果時)。
1.消化器:(0.1〜5%未満)便秘、胃部不快感、(0.1%未満)下痢。
2.過敏症:(0.1%未満)発疹。
参考:ユベラ添付文書
グルタチオン錠100mg
この治療で使用されるグルタチオン錠は医薬品医療機器等法の承認済の製品です。
使用方法
【効能・使用方法】
肝臓の機能を助ける飲み薬です。解毒剤とも言われます。メラニンの合成を阻害することによるより、美白効果が期待されます。
1回1錠を1日1〜3回内服して下さい。
【使用上の注意】
このお薬は、食事や他のお薬の影響に対する明らかなデータがないため、基本的には食前食間食後のどこで内服されても構いません(参照http://image.packageinsert.jp/pdf.php?mode=1&yjcode=3922001B2041)。ご心配な場合は、吸収や分解の影響を考慮して食後2時間(食間)や眠前に内服を勧める意見もございますため、食直後は避ける方が無難かもしれません。
副作用として、発疹、食欲不振、悪心・嘔吐、胃痛等があります。
発疹等の過敏症がみられた場合は内服を中止し、お近くの医療機関を受診してください。
禁忌(このお薬を使用できない方)、主な副作用や重篤な副作用の詳細に関しては、下記の通りです。
禁忌
禁忌は添付文書上記載がなく、設定されていません。
当院で処方を希望される方へ
添付文書上に記載はありませんが、安全面を考慮し、このお薬を過去に使用して過敏症症状が出た方はご使用いただくことが出来ません。
治療による主なリスク・副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
その他の副作用(頻度不明)
1.過敏症:発疹等[このような症状が現れた場合には投与を中止する]。
2.消化器:食欲不振、悪心・嘔吐、胃痛等。
参考:グルタチオン錠添付文書
ヘパリン類似物質ローション0.3%
この治療で使用されるヘパリン類似物質ローションは医薬品医療機器等法の承認済の製品です。
使用方法
【効能・使用方法】
保湿剤の塗り薬です。皮膚の血行を良くし、創傷治癒を促進する効果があります。
1日1〜数回適量を皮膚に直接塗布してください。
【使用上の注意】
傷口や目には使用しないでください。
お薬の使用に際し、異常を感じた場合は、使用を中止し、当院にご連絡いただくか、お近くの医療機関を受診してください。
禁忌(このお薬を使用できない方)、主な副作用や重篤な副作用の詳細に関しては、下記の通りです。
禁忌
1.出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)のある患者[血液凝固抑制作用を有し、出血を助長する恐れがある]。
2.僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される患者[血液凝固抑制作用を有し、出血を助長する恐れがある]。
治療による主なリスク・副作用
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
その他の副作用:次のような症状が現れた場合には、使用を中止するなど適切な処置を行う。
1.過敏症:(頻度不明)皮膚刺激感、皮膚炎、そう痒、発赤、発疹、潮紅等。
2.皮膚(投与部位):(頻度不明)紫斑。
よくある質問

よくいただく質問に、統括院長 副田 周の監修でお答えします。
美白セットは、いつ、どれくらい飲みますか?
トラネキサム酸・シナール・ノイロビタンは、1日3回、毎食後に1錠ずつです。プレミアムのユベラは朝晩の食後に1錠ずつ、グルタチオンは1回1錠を1日1〜3回、ヘパリン類似物質ローションは朝晩に塗ります。
トラネキサム酸は、どんな薬ですか?
消炎鎮痛の飲み薬ですが、美容医療では、メラニンの合成を防ぐ効果が期待され、肝斑の治療によく使われます。
ピルを飲んでいても、美白セットは飲めますか?
ピルを飲んでいる方には、トラネキサム酸を処方できません(ジエノゲストは例外で、飲んでいてもトラネキサム酸が使えます)。代わりに、トラネキサム酸を含まない美肌セットをおすすめしています。
血栓症が心配です。誰が飲めませんか?
トラネキサム酸は血を固まりやすくするため、過去に血栓症になった方、ピルを飲んでいる方、喫煙している方、トロンビンを投与されている方には処方できません。長く飲む美容目的では、特に血栓のなりやすさを確認します。
どんな副作用がありますか?
トラネキサム酸では、胃の不快感・吐き気・下痢などの消化器症状、かゆみや発疹、眠気が出ることがあります。人工透析中の方では、まれに痙攣が出ることがあります。かゆみや発疹が出たとき、血栓が疑われる症状が出たときは、すぐに飲むのをやめて受診してください。
尿検査の前は、飲んでもいいですか?
シナールは尿糖や尿潜血などの検査結果に影響することがあり、ノイロビタンは尿を黄色くして検査値に影響することがあります。尿検査の前は、飲まないでください。
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医師紹介・監修
この記事は、統括院長の副田 周が監修しています。
施術は医師が行い、受けられるかどうかも診察で医師が決めます。料金は公式料金表のとおりです。

この記事の監修者
レナトゥスクリニック統括院長 副田 周
国立富山大学医学部医学科卒業。大手美容外科院長を経て、レーザー医療脱毛における高い安全性と確かな脱毛効果を両立するスペシャリスト。
効果が高く、痛みが少ない脱毛治療を実現するためには、レーザー機器への深い理解と高度な技術力が必要です。レナトゥスクリニックの主力脱毛機器『GentleMax Pro Plus』を中心に、一人ひとりの肌質・毛質に最適化したオーダーメイド脱毛を行っており、年間数千件以上の豊富な脱毛施術実績を誇ります。
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・アラガン社ジュビダームビスタ®認定医 / ボトックスビスタ®認定医 / レーザー脱毛士 / 日本医学脱毛学会 会員 / アラガン社 社内講師










