RENATUS CLINIC — ISOTRETINOIN GUIDE
17歳でも大丈夫?
年齢だけでなく、性別・成長段階・身長の推移を確認して判断します
先に結論
レナトゥスクリニックでは、男性は18歳以降、女性は16歳以降を処方検討の年齢基準としています。17歳の場合、女性は条件がそろえば処方を考えられますが、男性は18歳になるまで処方対象外です。18歳未満は親権者同意書が必要で、成長への影響を含むリスクをご本人と親権者に理解いただいたうえで、医師が最終判断します。
17歳の答えを男女別に整理
・17歳男性:当院の年齢基準では処方できません。18歳以降に再評価します。
・17歳女性:当院の年齢基準を満たします。親権者同意書、最近の身長の推移、診察結果などを確認し、処方可否を判断します。
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※処方可否・用量は医師の診察により決定します。未成年は親権者同意書が必要です。料金・対象院・併用できる施術は変更される場合があります。最新情報は料金表でご確認ください。
イソトレチノインは医学的に何歳から使える?
世界共通で「この年齢から使える」という決まりはありません。
- 海外では、12歳以上の重症ニキビに使う承認や診療ガイドラインがあります。
- 12歳未満は、効果と安全性のデータが足りていません。
- 日本では、ニキビの治療は承認に含まれておらず、自由診療です。

「この年齢までは一律に使えない」「この年齢になれば誰でも安全」という、世界共通の一本線はありません。海外では、重症で標準治療に反応しにくいニキビに対し、12歳以上の患者を対象とした承認や診療ガイドラインがあります。一方、思春期前のニキビへの使用は推奨されず、12歳未満は有効性・安全性のデータが十分ではありません。
ここで重要なのは、「海外で12歳以上に使われている」ことと、「12歳になれば成長への心配なく誰でも使える」ことは同じではない点です。海外での対象は、主に結節性・嚢胞性などの重症ニキビ、瘢痕を残すおそれがあるニキビ、抗菌薬や外用治療を十分に行っても改善しない難治性ニキビです。軽いニキビに年齢だけを根拠として安易に使う薬ではありません。
また、日本では2026年6月19日に、イソトレチノイン製剤(イソトレックス)が、大量化学療法の後の神経芽腫の治療薬として承認されました。この承認は神経芽腫の治療のためのもので、ニキビの治療は含まれていません。そのため、ニキビに対する処方では、自由診療として医師が適応・副作用・代替治療を丁寧に説明し、患者様が理解したうえで治療を選ぶことが特に重要です。
なぜ年齢だけで決められないの?骨端線と身長の関係
身長が伸びる時期は、年齢よりも骨の成長の段階で決まります。
- 骨の端にある「骨端線」が閉じると、身長の伸びはほぼ止まります。
- 米国の添付文書には、骨端線が早く閉じた報告が書かれています。
- どのくらいの頻度で起こるか、最終的な身長にどう響くかは、はっきりしていません。

身長が伸びる時期は戸籍上の年齢ではなく、骨の成長段階と関係するため、同じ17歳でも個人差があります。成長期の骨の端には「骨端線」と呼ばれる成長軟骨があり、ここで骨が長くなることで身長が伸びます。思春期が進み骨端線が閉じると、骨の長さの成長はほぼ終了します。
イソトレチノインの米国添付文書には、推奨用量で治療を受けたニキビ患者における骨端線の早期閉鎖の報告が記載されています。また、12〜17歳を含む試験では、手のX線で骨年齢を評価した289人のうち9人に臨床的に意味のある変化がみられ、薬剤の影響を否定できないとされています。ただし、これは「内服した未成年の一定割合で身長が止まる」と証明したデータではなく、発生頻度や最終身長への影響の大きさは明確ではありません。
一方で、骨の変化は、角化症などに対してニキビ治療より高い用量を何年も使用した例で多く報告されています。ニキビの標準的な用量でも症例報告があるため無視はできませんが、リスクは投与量、期間、繰り返し治療、もともとの成長段階などによって変わる可能性があります。したがって、若年者では「年齢だけでOK」とせず、治療の必要性と成長への不確実なリスクを比較して判断します。
男子と女子で開始年齢の目安が違う理由
女子は男子より成長が早く終わる傾向があり、目安の年齢が違います。
- 成長がほぼ終わる時期は、女子のほうが2〜3年ほど早い傾向があります。
- 下の表の年齢は大まかな目安で、早熟・晩熟などの個人差があります。
- 当院の処方の基準は、男性18歳以降・女性16歳以降です。

一般に女子は男子より思春期の成長が早く進むため、成長がほぼ終わる時期も2〜3年ほど早い傾向があります。ただし、下表の年齢は成長段階を考えるための大まかな目安であり、処方可否を年齢だけで決める表ではありません。早熟・晩熟、思春期の始まり、現在の成長速度などによって個人差があります。
| 成長段階 | 男子の大まかな目安 | 女子の大まかな目安 | 考え方 |
|---|---|---|---|
| 成長が盛んな時期 | 14〜15歳頃まで | 12〜13歳頃まで | 身長が伸びている可能性が高く、成長への影響を特に慎重に考える |
| 移行期 | 15〜17歳頃 | 13〜15歳頃 | 個人差が大きい。身長の推移を確認し、不安があれば専門医に相談 |
| ほぼ終了に近い時期 | 16〜18歳以降 | 15〜16歳以降 | 最近の身長がほぼ横ばいかを確認し、必要なら成長の評価を受ける |
※年齢には幅があり、同じ年齢でも骨の成熟度は異なります。上表は一般的な目安で、レナトゥスクリニックの処方基準は男性18歳以降・女性16歳以降です。
レナトゥスクリニックの年齢・処方基準
当院では、男性は18歳以降、女性は16歳以降から処方を考えます。
- 17歳の男性は、当院では処方していません。
- 17歳の女性は、身長の推移や親権者の同意などを確かめて、医師が決めます。
- 年齢を満たしても、身長が伸び続けている場合などは処方できません。

当院では、成長終了時期の性差と個人差を踏まえ、男性18歳以降・女性16歳以降を処方検討の入口としています。この年齢は「医学的に無条件で安全になる境界」ではなく、安全性を重視して設けた当院の院内基準です。年齢を満たしても、身長が伸び続けている、診察で成長途中と考えられる、治療の必要性よりリスクが上回ると医師が判断した場合は処方できません。
| 対象 | 当院の年齢基準 | 17歳の扱い | 主な確認事項 |
|---|---|---|---|
| 男性 | 18歳以降 | 処方対象外 | 18歳以降に身長推移・診察で再評価 |
| 女性 | 16歳以降 | 条件付きで検討可能 | 身長推移、親権者同意、妊娠関連確認、診察 |
※年齢の基準を満たしても、処方できない場合があります。ニキビの重症度、治療歴、既往歴、服用中の薬、採血結果などを含めて医師が判断します。
未成年が開始するために必要な3つの確認
未成年の方は、次の3つを確かめてから始めます。
- 18歳未満の方は、親権者同意書が必要です。
- 過去1年程度の記録で、最近の身長がほぼ止まっているかを確かめます。
- 成長への影響を完全には否定できないことを、ご本人と親権者に理解していただきます。

未成年では、年齢だけでなく「親権者の同意」「身長の推移」「治療の必要性」の3点を確認します。17歳女性など当院の年齢基準を満たす方でも、次の確認ができない場合は開始できません。
1.親権者同意書
18歳未満の方は、親権者同意書が必要です。ご本人だけでなく親権者にも、期待できる効果、乾燥などのよくある副作用、肝機能・脂質・精神面・筋骨格系への影響、女性では胎児への重大な影響などを理解していただくことが前提です。必要に応じて親権者への確認や同伴をお願いする場合があります。
2.直近の身長がほぼ止まっていること
学校健診、母子手帳、健康診断など、できれば過去1年程度の記録を用意してください。1回の自己測定だけでは誤差があるため、複数時点の記録で身長がほぼ横ばいかを確認します。最近も明らかに伸びている場合は、年齢基準を満たしていても開始を見合わせることがあります。
3.成長への影響が完全には否定できないことへの同意
身長が最近伸びていないことは実務上の重要な目安ですが、それだけで全身の骨端線が完全に閉鎖したと断定できるわけではありません。若年者における骨端線の早期閉鎖や骨密度への影響は頻度・程度に不明点が残るため、その不確実性を理解したうえで治療を選択していただきます。
身長が心配なら整形外科で何を確認する?
成長が止まっているか心配な方は、始める前に整形外科や小児科で相談できます。
- 受診するかはご本人・ご家族が決め、費用もご自身の負担です。
- 骨の成長は、身長の記録や、必要に応じたX線検査などで調べます。
- 成長が終わっていると分かっても、それだけで処方は決まりません。

成長が止まっているか不安が強い方は、開始前に整形外科や小児科へ相談する選択肢があります。ご本人・ご家族の判断と費用負担で受診し、「成長がほぼ終了しているか」「追加評価が必要か」をご相談ください。
骨の成熟度は、問診、身長の経時記録、思春期の進み方、必要に応じたX線検査などを組み合わせて評価されます。骨年齢の評価では手・手首のX線が使われることがありますが、どの検査が適切か、検査が本当に必要かは受診先の医師が判断します。レナトゥスクリニックが整形外科でのX線検査を一律に必須とするものではありません。
整形外科等で「成長が終了している」と確認された場合も、それだけでイソトレチノインの処方が決まるわけではありません。ニキビの状態、他の治療で改善しなかったか、血液検査、併用薬、妊娠可能性などを改めて確認し、当院医師が最終判断します。
17歳ならどんな順番で相談すればいい?
17歳の女性は準備をして診察へ、17歳の男性は18歳まで別の治療を続けます。
- 女性は、身長の記録と親権者同意書を用意し、妊娠の可能性も含めて診察を受けます。
- 男性は、18歳になるまで外用薬や抗菌薬などの治療を医師と考えます。
- 待っている間も、ニキビ跡を防ぐ治療は止めなくて大丈夫です。

17歳女性は、身長記録と親権者同意書を準備して診察へ。17歳男性は、まず18歳になるまで標準治療を続けるのが当院での基本方針です。
17歳女性
①過去1年程度の身長記録を確認
②親権者へ治療内容とリスクを共有
③親権者同意書を準備
④妊娠可能性・避妊を含めて診察
⑤必要に応じて採血後に処方判断
17歳男性
①当院では18歳まで処方を待つ
②その間は外用薬・抗菌薬などを医師と検討
③身長記録を残す
④18歳以降にニキビの重症度と成長状況を再評価
⑤必要に応じて採血後に処方判断
待機中も、ニキビ跡を防ぐために治療を止める必要はありません。標準的な外用治療や内服抗菌薬など、年齢・症状に応じた選択肢があります。イソトレチノインが適応になるのは、原則として重症・難治性で、期待できる利益が副作用リスクを上回ると医師が判断した場合です。
年齢以外に開始前に確認すること
年齢の基準を満たしても、問診と採血をしないで飲み始めることはできません。
- 肝機能・脂質を採血で確かめます(開始時の採血は¥5,500・税込)。
- 妊娠中・妊娠を希望している方・授乳中の方は飲めません。
- テトラサイクリン系の抗菌薬やビタミンA製剤など、一緒に飲めない薬があります。

年齢条件を満たしていても、問診と血液検査を省略して自己判断で開始してはいけません。レナトゥスクリニックでは、年齢・成長段階に加えて、ニキビの重症度、過去の治療、持病、服用中の薬、肝機能・脂質などを確認します。詳しくはイソトレチノイン内服の治療案内をご覧ください。
| 確認項目 | 主な理由 |
|---|---|
| 肝機能・脂質の採血 | 肝酵素や中性脂肪・コレステロールが上がることがあるため |
| 妊娠可能性・避妊 | 胎児に重大な影響を与えるため、妊娠中・妊娠希望中・授乳中は使用できません |
| 併用薬 | テトラサイクリン系抗菌薬やビタミンA製剤など、併用を避ける薬があるため |
| 心身の状態 | 気分の落ち込み、頭痛、視覚異常、筋肉・関節症状などを開始前後に確認するため |
薬代や採血費用は変更される場合があります。最新の税込料金・対象院はレナトゥスクリニック料金表、受診できる院はクリニック一覧でご確認ください。
イソトレチノインを相談できる院
イソトレチノインは、大阪・名古屋・仙台・福岡天神の4院で処方しています。
- 10mg×1ヶ月分は¥7,700、10mg×3ヶ月セットは¥20,900(1ヶ月あたり¥6,967・税込)です。
- 20mg×1ヶ月分は¥11,000、20mg×3ヶ月セットは¥29,700(1ヶ月あたり¥9,900・税込)です。
- 開始時の採血は¥5,500(税込)で、料金はどの院でも同じです。
イソトレチノインの年齢に関するよくある質問
年齢だけで決めず、次の3つを順番に確かめてください。
- 当院の年齢の基準(男性18歳以降・女性16歳以降)に当てはまるか
- 最近の身長がほぼ止まっているか
- 18歳未満の方は、親権者同意書があるか

17歳男性は、身長が止まっていれば処方できますか?
いいえ。当院の院内基準では男性は18歳以降です。17歳で身長が最近伸びていなくても、18歳になるまでは処方対象外です。重症ニキビで困っている場合は、待機中の標準治療について皮膚科医へご相談ください。
17歳女性は処方できますか?
当院の年齢の基準では、処方を考えられる年齢です。ただし、親権者同意書、最近の身長推移、妊娠可能性、採血、ニキビの重症度や治療歴を確認し、医師が適応ありと判断した場合に限ります。
女性は16歳の誕生日から一律に処方できますか?
いいえ。16歳は当院で処方を「検討できる」開始年齢です。身長が伸びている、妊娠の可能性がある、親権者同意書がない、採血や問診で安全上の問題がある場合などは処方できません。
身長が何cm以下の伸びなら「止まった」と言えますか?
一律の数値だけでは判断しません。測定誤差もあるため、学校健診など複数時点の記録でほぼ横ばいかを確認します。最近も伸びている、記録がない、成長への不安が強い場合は、整形外科や小児科での相談もご検討ください。
整形外科で骨端線が閉じていれば処方が決まりますか?
いいえ。成長終了の確認は身長リスクを考える材料の一つです。ニキビの適応、肝機能・脂質、併用薬、妊娠可能性、心身の状態など、他の安全条件も満たす必要があります。処方可否は当院医師が総合的に判断します。
12歳以上なら海外で使われているので安全ですか?
海外で使われているのは12歳以上の重症ニキビで、副作用が無いわけではありません。骨端線、骨密度、筋肉・関節症状、肝機能、脂質、妊娠、精神面などのリスクを説明し、医療者の管理下で慎重に使用する薬です。
まとめ|17歳は男女で答えが異なります
17歳の女性は条件がそろえば処方を考えられ、17歳の男性は18歳まで待ちます。
- 18歳未満の方は、親権者同意書が必要です。
- 過去1年程度の身長の記録を持って、診察を受けてください。
- 採血・飲んでいる薬・妊娠の可能性も確かめ、医師と一緒に始める時期を決めます。

レナトゥスクリニックでは、17歳女性は条件付きで処方検討可能、17歳男性は18歳になるまで処方対象外です。未成年は親権者同意書が必要で、最近の身長がほぼ止まっていることを確認し、成長への影響が完全には否定できない点をご本人と親権者に理解していただきます。
年齢は大切な入口ですが、処方を決める唯一の条件ではありません。過去1年程度の身長記録を持参し、成長が続いているか不安な方は、ご本人・ご家族の判断で整形外科や小児科に相談したうえで受診してください。ニキビの重症度や治療歴、採血、併用薬、妊娠可能性まで確認し、医師と一緒に開始時期を決めることが大切です。
イソトレチノインの関連ガイド
イソトレチノインのほかの疑問は、次の記事で詳しく説明しています。
- 副作用と、すぐ受診したほうがよい症状
- 飲んでいる間の妊娠と避妊のルール
- 飲む期間と、効果・毛穴への限界

知りたい項目から、医師監修の記事をご確認ください。
この記事の監修医師
この記事は、レナトゥスクリニック統括院長の副田周が監修しています。
- 副田周は富山大学医学部医学科を卒業した医師です。
- 料金は当院の料金表に合わせ、副作用とリスクも載せています。
- 処方できるかどうかは、診察と採血の結果を見て医師が決めます。

統括院長 副田 周(そえだ しゅう)
富山大学医学部医学科卒業。
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この記事の監修者
レナトゥスクリニック統括院長 副田 周
国立富山大学医学部医学科卒業。大手美容外科院長を経て、レーザー医療脱毛における高い安全性と確かな脱毛効果を両立するスペシャリスト。
効果が高く、痛みが少ない脱毛治療を実現するためには、レーザー機器への深い理解と高度な技術力が必要です。レナトゥスクリニックの主力脱毛機器『GentleMax Pro Plus』を中心に、一人ひとりの肌質・毛質に最適化したオーダーメイド脱毛を行っており、年間数千件以上の豊富な脱毛施術実績を誇ります。
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・アラガン社ジュビダームビスタ®認定医 / ボトックスビスタ®認定医 / レーザー脱毛士 / 日本医学脱毛学会 会員 / アラガン社 社内講師













