おでこヒアルロン酸の持ちはどのくらい？部位別の比較と長持ちの秘訣

丸みのある美しい額（おでこ）を作るヒアルロン酸注入。「せっかく入れてもすぐに無くなってしまうのでは？」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、おでこはヒアルロン酸の持続が比較的良い部位です。

この記事では、実際の症例経験に基づく持続期間のリアルな目安と、製剤や医師の技術によって持ちがどう変わるのかを解説します。

1. おでこは「比較的長持ちする」部位

ヒアルロン酸は、注入する部位の「動き」によって持続期間が大きく異なります。よく動かす部位は代謝が早く吸収されやすく、動かさない部位は長持ちする傾向があります。

医師の経験則による、部位別の持続イメージは以下の通りです。

• 最も長持ち：目元周囲
• 比較的長持ち：おでこ（額）
• 持続が短い：ほうれい線、唇（よく動かすため）

おでこは目元ほどではありませんが、口周りのようによく動く部位に比べると、一度定着すれば形を維持しやすい部位と言えます。

2. アラガン社製剤なら「1〜2年で半分残る」イメージ

使用するヒアルロン酸製剤の種類も、持続期間を左右する重要な要素です。

例えば、厚生労働省承認の高品質な製剤であるアラガン社の「ボリフト」や「ボリューマ」を使用した場合、持続期間は非常に良好です。

数ヶ月ですぐに無くなるわけではなく、年単位でボリューム感を維持できるケースが多く見られます。

3. 医師の技術と血管の位置で変わる「減りやすさ」

「良い製剤を使えば誰がやっても同じ」ではありません。持続期間は、医師の注入技術や解剖学的な個人差にも影響を受けます。

医師の技術による違い

ヒアルロン酸をどの層（深さ）に入れるか、あるいは「一塊（ボラス）」として固めて入れるかなど、医師の注入テクニックによって持続性は変化します。適切な層へ的確に注入することで、より長く美しい状態を保つことが可能です。

おでこの中で減りやすい場所

赤い丸の場所が血管が多く減りやすい部位です。

おでこ全体が均一に吸収されるわけではありません。注意が必要なのは、額の左右などの「血管が多い部位」です。血流が豊富な部位は代謝の影響を受けやすく、他の部分に比べてヒアルロン酸が減りやすい傾向にあります。

こうした血管の走行を熟知している医師に任せることが、長持ちさせるためのポイントです。