涙袋にヒアルロン酸を入れると皮膚が伸びる？

涙袋にヒアルロン酸を入れると皮膚が伸びる？

涙袋にヒアルロン酸を注入することで皮膚が伸びることはありえますが、ほぼ心配ないでしょう。皮膚が伸びるのはであまりに多量のヒアルロン酸を注入し皮膚が伸びた状態を長期間継続した場合です。万が一伸びてしまった場合でも、老化によるたるみと区別ができないほどの伸びだと予想されます。美容外科医を10年間経験し、ヒアルロン酸で涙袋が伸びてしまった症例は0件と未だ経験していません。

妊婦や肥満の方が皮膚が伸びてたるみになるメカニズム

妊娠や肥満は、体重の急激な増加により皮膚が大きく伸びる状況を引き起こし、その結果、皮膚のたるみや余分な皮膚が発生することがあります。この現象は、皮膚の伸縮性や回復能力に関連するいくつかのメカニズムによって説明されます。涙袋も同じメカニズムで皮膚が伸びると考えられます。

コラーゲンとエラスチンの損傷

皮膚の弾力性は、コラーゲンとエラスチンという二つの主要なタンパク質によって支えられています。肥満や妊娠中に皮膚が急速に伸びると、これらのタンパク質の繊維が損傷を受け、皮膚の弾力性が低下します。皮膚が元の状態に戻ろうとするとき、損傷したコラーゲンとエラスチンは十分な弾力や伸び縮みができず、皮膚のたるみや余分な皮膚が残る原因となります。

長期間の影響で皮膚の変化へ適応できない

妊娠中は、お腹が大きくなるにつれて急速に皮膚が大きく伸びますが、出産後、皮膚がすぐに元の状態に戻るわけではありません。時間をかけて皮膚が元の大きさに戻ろうとしますが、完全に戻らない方もいらっしゃいます。特に、妊娠や肥満による体重の増加が顕著な場合、皮膚が過剰に伸びた状態から完全に回復するのが難しくなります。

涙袋ヒアルロン酸で皮膚が伸びないための対策方法

皮膚が伸びるメカニズムから、皮膚が伸びないための対策方法を考えます。

急激に大きくしない

涙袋にヒアルロン酸を注入する際、最初から急激に大きくしようとするのではなく、徐々に形を整えていく方法を選ぶことが重要です。この段階的なアプローチにより、皮膚に過度な負担をかけずに済み、自然に涙袋を大きくすることができます。また、皮膚が新しい形状に適応する時間を与えることで、皮膚の伸びを防ぐことが可能になります。

注入量を入れすぎない

ヒアルロン酸の注入量は、目指す涙袋の大きさや形に応じて慎重に調整する必要があります。過剰な量を注入すると、皮膚が無理に伸ばされる原因となり得ます。専門医と相談の上、自分の顔のバランスに合った適切な量を決め、自然な仕上がりを目指しましょう。

皮膚を乾燥させない

皮膚の乾燥は、弾力性の低下を招き、涙袋ヒアルロン酸の影響でエラスチンやコラーゲンがダメージを受けてしまう可能性があります。皮膚に弾力性や柔軟性があれば、皮膚のダメージを最小限にすることができます。涙袋のヒアルロン酸注入後も、定期的な保湿ケアを心掛けることで、皮膚の健康を保ち、自然なハリや弾力を維持することができます。高品質の保湿剤を使用し、特に注入部位の皮膚を潤いのある状態に保つことが重要です。

これらの対策を講じることで、涙袋へのヒアルロン酸注入による皮膚の伸びを防ぎ、長期的にも美しい目元を保つことができます。

まとめ

涙袋にヒアルロン酸を注入することで皮膚が伸びることはありえますが、ほぼ心配ありません。皮膚が急激に引き延ばされた状態に皮膚が適応できない、コラーゲンやエラスチンの皮膚の損傷で皮膚が伸びることがありますが、注入量を入れすぎない、お肌を乾燥させないことで予防できます。

涙袋ヒアルロン酸治療ピックアップクリニック

レナトゥスクリニック

レナトゥスクリニックの特徴と向いている方

レナトゥスクリニックは、ヒアルロン酸注入、ボトックス注射、糸のリフトアップに特化しており、特にヒアルロン酸は質の高いアラガン社ジュビダーム正規品を取り扱いをしています。このヒアルロン酸は、安全性、持続、仕上がりが良く、一度の施術で高い効果を実感できます。

また、料金が比較的安く、症例写真件数1000件以上の医師多数在籍のため、コストパフォーマンスが非常に高いです。さらに、各種無料サービスも充実しており、顧客満足度が高いクリニックと言えるでしょう。

レナトゥスクリニック東京田町院の評判・口コミ