ジェントルマックスプロが他の熱破壊式脱毛器と比較して優れているのは
✔︎キャリブレーションによる信頼性
✔︎DCDガスによる冷却で可能な高出力照射
✔︎パルス幅3msecでの照射が可能
✔︎アレキサンドライトとヤグの2波長搭載
という点です。
それでは、解説をしていきます。
ジェントルマックスプロを知らない方はこちらからご覧ください。
目次
キャリブレーションによる信頼性
良い治療成績を出すためには、安定したレーザー照射を行う必要があります。
キャリブレーションは、安定したレーザー照射を行うために必要な仕組みです。
ジェントルマックスプロでは、照射前に毎回出力とパルス幅に問題がないかを自動的にチェックをしてから、患者様の医療脱毛が行われます。
設定した出力とパルス幅が間違いなく照射できるかを確認する作業をキャリブレーションと言います。
このため、設定した値で間違いなくレーザー照射をすることができます。
他の熱破壊式脱毛器では、キャリブレーションを自動で行わない機種もあるため、高出力が可能!と思っていても、実際には低出力であることもあります。
DCDガスによる冷却で可能な高出力照射
DCDガスは、瞬間的に-21℃までお肌を冷やすことができます。
このため、高出力での脱毛照射が可能になります。
高出力であるほど、脱毛効果は一般的に上がります。
この冷却システムは、キャンデラ社が特許を取得しており、他の熱破壊式脱毛機では使用できません。
パルス幅3msecでの照射が可能
パルス幅という、レーザーの照射時間の調節が可能です。
他の熱破壊式脱毛器では、20~30msecですが、ジェントルマックスプロでは3msecです。
パルス幅が短いほど、より強力なピークパワーを出すことができ、脱毛効果が上がると考えられています。
ジェントルマックスプロが3msecを使用できるのは、DCDガスで安全にお肌を冷却できるためです。
アレキサンドライトとヤグレーザーの2波長搭載
様々なスキンタイプ、硬毛から産毛、抜けきれなかった毛等に対応ができます。
アレキサンドライトレーザーは、皮膚の浅い剛毛に効果的です。
ヤグレーザーは、皮膚の深い産毛に効果的です。
それぞれに得意とする毛が違いますので、2波長を使用することで、最大限脱毛効果を発揮することができます。
ジェントルマックスプロ24mmの内部構造はどうなっている?
さて、他の熱破壊式脱毛器と比較して優れた性能は一体どこからくるのでしょうか?
内部構造をご覧いただき、解説をしていきます。
ジェントルマックスプロの外観
まず、通常のジェントルマックスプロの外観をご覧ください。
いかがでしょうか?
液晶パネルで基本的な操作を行い、長方形の機械の中で特定の出力・パルス幅の波長を作っています。
大きさは幅46cm×奥行69cm×高さ107cmです。
意外と大きな機械だと思われませんか?
家庭用脱毛器がいかに簡単なシステムであるのかがわかりますね。
長方形型の機械に、ファイバーが接続されています。
機械の中で波長が作られてファイバーに放出、そのファイバーから、ハンドピースという手に持って脱毛をする場所からレーザーが出て、脱毛が可能になっています。
ジェントルマックスプロの正面の内部構造
さて、ジェントルマックスプロの正面を見ていききましょう。
ここは制御盤が付いており、この制御盤により出力等の調整が正確に行われるようです。
モニターに表示されている数値と違う出力が出てしまうと結果に影響しますので、これはとても重要なポイントです。
薬事承認を取得していない機械など、モニターに表示されている数値と異なる結果が出るような機械もありますので、要注意です。
下半分に制御盤がついています。
ジェントルマックスプロの右側面の内部構造
さて、右側面を見ていきましょう。
右上に見えるドコモタワーのようなものは、冷却システムで使用するDCDガスです。
その周りをDCDガスを温める機械がまとわりついています。
ガスは温めなければ使用することが出来ないのですね。
左下に見えるのは蒸留水をクルクル回す管とイオン化を防ぐ樹脂です。
ジェントルマックスプロの上部の内部構造
さて、上からジェントルマックスプロを見てみましょう。
上からの光景は非常面白く、アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを出す装置を見ることが出来ます!
赤色のものがアレキサンドライトレーザーを作る部分で、緑色のものがヤグレーザーを作る部分です。
もっと拡大してみてみましょう。
赤色の丸と緑色の丸が見えるでしょうか??
これがレーザーを産み出す「アレキサンドライト」と「ネオジウムヤグ」です。
円柱状の構造なのですね。
その円柱の上下にランプがあります。このランプを光らすことにより、755nmと1064nmの波長を産み出すわけです。
ここから出された光がミラーで反射して出力され、皆様の毛を脱毛していきます。
ジェントルマックスプロの左側面の内部構造
上側の構造はパルス幅を調整するための設備です。旧型のジェントルシリーズではパルス幅は調整出来なかったので、ここは新型にしかありません。
下側に見えるのはコイルで、電気を貯める装置です。
パルス幅によって使われるコイルが変わってきます。
右上の白い装置は放電装置で、電源を切った時にバツン!!と音がすると思いますが、この装置が放電している音です。
医療脱毛機械一覧
医療脱毛器の熱破壊式と蓄熱式を全て一覧で詳しく解説しました。
詳しくは以下をご覧ください。
まとめ
ジェントルマックスプロが他の熱破壊式脱毛器と比較して優れているのは
✔︎キャリブレーションによる信頼性
✔︎DCDガスによる冷却で可能な高出力照射
✔︎パルス幅3msecでの照射が可能
✔︎アレキサンドライトとヤグの2波長搭載
です。
ジェントルマックスプロの進化版ジェントルマックプロプラスが発売され、さらに脱毛効果を追求することができるようになりました。