医療脱毛では、どんな資格が必要なのでしょうか?それとも、資格がなくても医療脱毛を行えるのでしょうか?
結論から言いますと、
医療脱毛を行うクリニックを経営するには医師免許の資格が必要
医療脱毛の施術を行うには、医師免許か看護師免許の資格が必要
美容エステ脱毛を経営するには資格が不必要
美容エステ脱毛を施術するには資格が不必要
です。
また、施術を行う方のレベルを判断する資格には
医療脱毛学会のレーザー脱毛士の資格(※医療脱毛に関係する資格はこちら)
日本エステティック協会の認定トータルエステティックアドバイザー資格・AJESTHE認定上級エステティシャン(※医療脱毛には無関係な資格はこちら)
があります。
それでは、解説をしていきます。
医師の資格
大学の医学部医学科に入学し、その後6年間の学部生活を乗り越え、卒業試験、医師国家試験を乗り越えると、医師の資格が得られます。
医師の資格があれば、医療脱毛専門のクリニックを経営できたり、医療脱毛の施術を行うことができます。
この資格は国家資格です。
看護師の資格
大学や専門学校の看護学科に入学し、その後数年間の看護学生生活を乗り越え、卒業試験、医師国家試験を乗り越えると、看護師の資格が得られます。
看護師の資格があれば、医療脱毛専門のクリニックで医師の管理下の元、医療脱毛の施術を行うことができます。
この資格は国家資格です。
医療脱毛学会のレーザー脱毛士の資格
医療脱毛学会に所属し、学会開催時に行われる「レーザー脱毛士」の試験に合格をすると、資格を得ることができます。難易度はそこまで高くなく、脱毛の一般的な知識を知っていることで、合格が可能になります。
内容は、マルバツ問題が多く、最後に記述式の問題があります。
記述式の問題は割と考えさせられる問題が多く、答えは1つではないような問題が出題されます。
この資格は脱毛学会が認定する資格で、国家資格ではありません。
トータルエステティックアドバイザー資格
トータルエステティックアドバイザーとは、エステティックサロンなどで指導的な役割を果たせる上級技術者に与えられる資格です。フェイシャルトリートメント、ボディケア、脱毛、カウンセリングなどエステティックサロンで行われる主な仕事に習熟し、エステティックの広範囲な理論と技術を理解し、エステティシャンたちの指導者的な立場に立てるエキスパートとしての能力が認定されます。美容に興味があって、エステティシャンを目指していて、将来は自分のお店を持ちたいと考えている人には、目標としてほしい資格です。
この資格は民間の資格であり、国家資格ではありません。
AJESTHE認定上級エステティシャン
エステティックを総合的に深く理解し、お客様に求められる実践力とサロンでの指導力を有しているエスティシャンに与えられる資格です(AJESTHE認定上級エステティシャンの上位資格)
- スキンケアと美容:上級エステティシャンは、肌の健康と美しさを保つための専門知識と技術を持っています。これには、さまざまな肌タイプと条件を理解し、適切な治療法を提案できる能力が含まれます。
- 経験と教育:上級エステティシャンになるためには、一般的には広範な経験と教育が必要です。これには、肌科学、化粧品成分、顧客サービス、ビジネスマネジメントなど、多岐にわたるトピックについての知識が含まれることが多いです。
- 安全性と衛生:エステティシャンは、顧客の安全を確保し、清潔で衛生的な環境を維持するための厳格なガイドラインとプロトコルを遵守する必要があります。上級エステティシャンは、これらの基準を高く保つための追加の訓練を受けることがしばしばあります。
この資格は民間の資格であり、国家資格ではありません。
まとめ
医療脱毛を行うには、国家資格の医師免許か看護師免許が必要になります。
ただし、医療脱毛の受付などのスタッフは資格は必要ありません。
エステ美容脱毛は資格は必要ありませんが、民間の資格があり、それを目標に頑張っている方もいらっしゃいます。
資格で脱毛を選ぶのであれば、医療脱毛が国家資格を有した人物が行うので、安心安全と言えるでしょう。