「ボトックス注射の効果をもっと長持ちさせたい!」
「ボトックスを打っても、すぐ戻ってしまう気がする…」
そんなお悩みはありませんか?
シワ取りや小顔治療などで人気のボトックス注射は、通常注入から2週間程度で効果のピークを迎え、その後3〜4ヶ月ほどで徐々に効果が弱まっていくと言われています。
せっかく痛みに耐えて、美容医療に投資したのなら、できるだけ効果を長持ちさせたいですよね。
今回は、「ボトックスの効果を長持ちさせる方法」として、意外と知られていない亜鉛との関係や、日常生活で意識したいポイントを医師の視点から解説します。
目次
ボトックス注射の効果はどれくらい続くの?
効果が現れるまでの期間
ボトックスを注入した場合、効果は数日程度で発現してきます。ただし、効果を実感するには個人差があります。
眉間のシワや目尻のシワといった表情筋への効果はおおよそ1週間程度で実感し、2週間後にピークを迎えます。
それに対してエラや肩などの大きな筋肉を萎縮させる場合には1ヶ月程度時間を要することが多いです。
持続期間はどれくらい?
表情筋への効果はおよそ3-4ヶ月で消失していきます。
エラや肩などの大きな筋肉のサイズダウンは3-6ヶ月程度と長めです。
部位によって持続期間は違う?
注入する部位や注入量、求める効果によって持続期間は変わってきます。
日々の癖でよく動かす部位は効果の減弱を感じるのも早いでしょう。
ボトックスがすぐに戻ってしまう原因とは?
筋肉の動きが強いと持続が難しい
筋肉を動かす癖がボトックスの効果に勝ってしまうとボトックスの効果は短くなりやすいです。
特にはじめての治療はリスクも考えて控えめな量で開始することも多いため、マイルドな効果になることも多々あります。
その場合は次回3ヶ月以降の治療で注入量を調整し、自分にあったスタイルを探していくのが賢明です。
日常生活のNG習慣とは
たとえば肩のボトックス(僧帽筋)を注入しても、ジムで肩の筋力トレーニングを続けていたら効果は実感しにくいでしょう。
ボトックスを打った場合は、その筋肉を鍛えたりすることは避けたほうが無難です。
ボトックスを長持ちさせる方法5選
注入後の注意点を守る
ボトックスを注入したあとはしっかりと注意点を守りましょう。施術当日は激しい運動や飲酒など過度に血流の良くなる行為は避け、24時間は注入部位の圧迫やマッサージは行わないようにしましょう。
注入直後は筋肉を意識的に動かす
注入直後は注入した筋肉を意識的に動かすと、効果の発現がはやく、そして長持ちする可能性があります。
日々の筋肉の使い方に気をつける
ボトックスの効果が発現している間に、日々の動かし癖を治してあげることが大切です。筋肉に動かし癖を忘れさせることで徐々にボトックスの効果も長持ちするでしょう。
亜鉛サプリメントを取り入れる
施術1週間ほど前から施術当日まで亜鉛サプリメントを摂取することで効果持続の長期化が見られたといういくつかの報告があります。
ただし、漫然と摂取を続けると、腎臓への負担が大きくなる可能性があるため短期間での投与が安全上望ましいです。
定期的にメンテナンス注射をする
定期的にボトックスを注入し続けることで筋肉が動かし癖を忘れ、徐々にボトックスの効果も長持ちするでしょう。
ボトックスと亜鉛の意外な関係とは?
実は亜鉛を補給することでボトックスの効果を高めることができると近年の研究結果で示唆されているんです。
亜鉛がボトックスの作用を助ける理由
筋肉が収縮する時、体の中では”これから筋肉を収縮するぞー!”と神経に伝えるための物質が放出されています。この物質が放出されるのを邪魔(阻害)するのがボトックスです。
以上の阻害する働きは、亜鉛の助けによってより強力になることがわかっています。
臨床研究でわかった効果アップの可能性
ある研究では、ボトックス注射の4日前から亜鉛を経口補給(クエン酸亜鉛 50 mg+フィダーゼ 3000 PU)したところ、ボトックスの効果持続期間は有意に延長し(その差およそ2.5週間!)満足度も上昇しました。
どのくらいの亜鉛を摂取すればよい?
いずれの報告でも、ボトックス注射の4-6日間程度の短期的な亜鉛摂取で有効性が示唆されています。
長期間の摂取で起こりうる腎機能障害や銅欠乏は短期的な摂取では起こりにくいとされています。
日本人における1日の亜鉛摂取は女性で35mg、男性で40mgと定められていますので、上限量を踏まえながらの短期摂取が安全と言えるでしょう。
まとめ|ボトックスの効果を最大限に活かすには
ボトックスの効果を最大限にするには、以下のポイントが大切になります。
1.注入後は過度に血流の良くなる行為を避ける
2.24時間は注入部位のマッサージを避ける
3.筋肉のくせをなおす
4.注入前1週間程度、亜鉛サプリを摂取する
5.定期的にメンテナンスをする
参考文献
Botulinum neurotoxins are zinc proteins
Effect of dietary zinc and phytase supplementation on botulinum toxin treatments
Botulinum Toxins and Zinc: From Theory to Practice-A Systematic Review
医師紹介

院長 泉 洋平
(いずみ ようへい)
こんにちは、レナトゥスクリニック新宿院医師の泉洋平です。
近年、SNSの発達も相まって美容医療がより身近な存在になりつつあります。しかしその一方で、信頼性の低い情報や、アップセルを目的とした不透明な施術提案も散見されるようになりました。
そうした状況の中で、「本当に必要な施術だけを、誠実にご提供する」というレナトゥスクリニックの理念に共感し、入職いたしました。
私が目指すのは、無理なく自然で、美しく見える変化を提供することです。
そのために日々技術を磨き、ヒアルロン酸注入や医療脱毛など、科学的根拠に基づく確かな施術で患者様一人ひとりのお悩みに真摯に向き合ってまいります。
経歴・資格
- 医学部医学科 卒業 / 初期臨床研修終了
- 神奈川県内美容クリニック勤務
- レナトゥスクリニック勤務
- アラガン社公認 ジュビダームビスタ注入認定医











