妊娠・授乳中のシナール、ユベラ、ノイロビタン、ハイチオールの使用について

妊娠・授乳中のシナール、ユベラ、ノイロビタン、ハイチオール、グルタチオンの使用について

妊娠・授乳中のシナール、ユベラ、ノイロビタン、ハイチオール、グルタチオンの使用について

妊娠中や授乳中は、赤ちゃんに影響が及ぶ可能性を考慮し、あらゆる薬剤・サプリメントの使用に慎重になる必要があります。以下では、市販や処方薬としても使われることのあるシナール、ユベラ、ノイロビタン、ハイチオールの添付文書上の情報や注意点についてまとめました。

1. シナール(ビタミンC製剤)

シナールは主成分としてビタミンC(アスコルビン酸)を含む製剤です。一般的には美容皮膚科の内服薬やビタミン欠乏の補給などで処方されることが多いですが、添付文書には妊娠・授乳中の使用に関する特別な注意喚起が記載されていません。 ビタミンC自体は水溶性ビタミンであり、通常量の摂取であれば妊娠中や授乳中でも問題ないと考えられています。ただし、極端な高用量(サプリメントなどで1日に数グラム単位)を継続する場合は、消化器症状や腎結石リスクなどへの懸念もあるため、必ず産婦人科医・主治医に相談したうえで使用してください。

2. ユベラ(ビタミンE製剤)

ユベラ(トコフェロール製剤)は、添付文書の「9.6 授乳婦」項において、以下のように記載されています。

「治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。」

これは、ビタミンEの移行量やリスクが明確に否定できないため、母乳を通じて赤ちゃんに及ぼす影響を最小限にする必要があるという指針です。 ビタミンEは脂溶性ビタミンであり、水溶性ビタミンに比べると体内に蓄積しやすい側面があります。そのため、大幅に上回る用量でなければ比較的安全性が高いとはいえ、必ず主治医と相談のうえで有益性が高いと判断された場合に限り使用を検討するのが望ましいでしょう。

3. ノイロビタン(ビタミンB群複合剤)

ノイロビタンはビタミンB1、B6、B12などのビタミンB群を主成分とした製剤です。ビタミンB群は妊婦や授乳婦にとっても必要性が高い栄養素の一つですが、添付文書上では妊婦・授乳婦に関する特別な注意喚起が記載されていないようです。 一般的に、ビタミンB群は水溶性で過剰分は体外に排出されやすいとされていますが、過度の摂取は神経症状や他の副作用が報告される場合もあります。併用薬やサプリメントとの相互作用を考慮しながら、担当医に相談して適切な量を守って服用するようにしましょう。

4. ハイチオール(L-システイン製剤)

ハイチオールは主成分としてL-システインを含む製剤で、美容目的(肌荒れ・しみ・肝斑の改善など)で使われることが多い商品です。添付文書には妊娠・授乳中の使用に関する具体的な注意記載がありません。 L-システインは体内でも合成されるアミノ酸の一種ですが、妊娠・授乳中に高用量で摂取した場合の明確な安全性データが十分に揃っているわけではありません。美容目的であって必須で

5.グルタチオン

グルタチオンは一般的に抗酸化作用などが期待される成分ですが、妊娠中や授乳中の安全性に関しては十分なデータが揃っていない部分があります。そのため医療用医薬品の添付文書などでは、以下のように記載されているケースがあります。

「授乳婦への投与に際しては、治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること」

これは、グルタチオンを服用することで得られる治療上の利益(美容や肝機能サポート、抗酸化作用など)と、母乳育児を続けることによる赤ちゃんへの恩恵(免疫力向上、栄養面のメリットなど)を比較検討し、メリットがリスクを上回るかどうかを慎重に判断すべきという意味です。特に高用量や長期的な服用を検討している場合は、下記の点を踏まえましょう。

妊娠・授乳期の内服薬やサプリを選ぶ際のポイント

1. 医療従事者への相談 妊娠・授乳中に服用する薬剤やサプリメントは、必ず産婦人科医や薬剤師に相談して安全性や用量を確認してください。 2. 推奨量の遵守 妊娠中や授乳中に必要とされるビタミンや栄養素は多いですが、過剰摂取は副作用や体調不良を招くリスクがあります。 3. 目的の優先度を見極める 「どうしても治療が必要な病状」か「美容目的や軽度の症状」かで優先度が異なります。不要不急の内服であれば、産後まで使用を控える選択も検討してみましょう。 4. 赤ちゃんの様子を観察 授乳中に内服している場合、赤ちゃんに湿疹・下痢・嘔吐・不機嫌などの症状がみられないか注意して観察しましょう。異常を感じたらすぐに医師に相談してください。

まとめ

妊娠中や授乳中の薬剤・サプリメント使用は、基本的に「治療上のメリット」が「胎児や乳児へのリスク」を上回る場合に限り、医師の判断のもとで慎重に行われます。

  • シナール(ビタミンC)やノイロビタン(ビタミンB群)、ハイチオール(L-システイン)は添付文書上に明確な注意喚起がない一方、過剰摂取には注意が必要。
  • グルタチオン、ユベラ(ビタミンE)は授乳婦への使用について「治療上の有益性」と「母乳栄養の有益性」を比較検討するよう添付文書に記載がある。

必ず主治医に確認の上内服を継続すると良いでしょう。

いずれの製剤でも、「安全性が高いから大丈夫」と決めつけず、自己判断を避け、必ず医師や薬剤師に相談したうえで使用可否を検討することが大切です。大切な妊娠・授乳期だからこそ、確かな情報と専門家のアドバイスをもとに安全第一で判断しましょう。

    最近の記事

    1. ジェントルマックスプロ vio
    2. 2026年最新おすすめ肌育注射の種類を徹底比較!安い料金は?
    3. ヒアルロン酸の入れすぎは皮膚が老化?顔が大きくなる?医学的根拠に基づく「Filler Fatigue」の予防と治療戦略
    4. エレクトロポレーションの危険性・やりすぎ・嘘とエビデンス・デメリットを徹底解説
    5. ケアシスとエレクトロポレーションとイオン導入の違い
    PAGE TOP