鼻のお悩みは意外と多いのではないでしょうか。だんごっ鼻、やじるし鼻、ワシ鼻、にんにく鼻、、、。鼻は顔の中でも特に目立つ部位で、顔のバランスをとっている部分です。
鼻の形を変える施術は、ヒアルロン酸注入、外科整形、プロテーゼ、メッシュ、耳介軟骨挿入などがあります。どれも、鼻の形を変えるのに長けた美容施術ですが、鼻の整形はリスクが大きく危険な場所でもあります。
鼻整形の中で、切開を伴わず、変化を調整しやすい施術はどれでしょうか?

外科整形ほどの大きな変化は出しにくい一方、注入量を抑えて輪郭を整えることで、「やった感」を抑えた自然な変化を目指せます。仕上がりや感じ方には個人差があります。
ネット上で調べると、「鼻ヒアルロン酸は危険」というワードが散見されます。鼻は血管塞栓による皮膚壊死や視力障害などに注意が必要な部位であり、他の美容施術と同じと一括りにせず、固有のリスクを理解する必要があります。
注入自体は短時間で終わる場合がありますが、痛みの感じ方、腫れ、内出血には個人差があります。初めて受ける方も、適応と緊急時の連絡方法まで説明を受けてください。
しかし、ヒアルロン酸注入にもデメリットがあります。今回は、鼻ヒアルロン酸のデメリットと対策を解説します。受けるかどうかを判断する材料としてご確認ください。
鼻ヒアルロン酸 デメリット・リスク

鼻ヒアルロン酸 デメリットの結論:少量でも形を変えられる一方、注入しすぎによる鼻の広がり、左右差、腫れ・内出血、定期的な再注入の負担に加え、頻度は高くなくても血管塞栓による皮膚壊死・視力障害へ至る可能性があります。
2026年8月13日更新。鼻への注入量は合計0.5〜1ccが目安で、正規製剤のジュビダームビスタ ボラックスXCは1cc 48,400円(税込)、マイクロカニューレ代は4,400円(税込・かかる場合)です。使用量や製剤は鼻の形と皮膚・血管の状態で変わるため、診察で決定します。最新のヒアルロン酸の料金・製剤と、部位別の鼻ヒアルロン酸の施術情報もあわせてご確認ください。
| デメリット | 起こり方 | 施術前後の確認点 |
|---|---|---|
| 太く見える・バレる | 注入量が多い、前回分が残る、鼻根へ広く入る | 少量から調整し、過去の注入歴も伝える |
| 左右差・曲がり | 骨格差、注入位置、腫れの左右差 | 正面・斜位・側面の希望を共有する |
| 腫れ・内出血 | 針やカニューレによる組織・血管への刺激 | 大切な予定の直前を避け、悪化時は施術院へ相談する |
| 血管塞栓・血流障害 | 血管内への誤注入や血管の圧迫 | 強い痛み、皮膚色や視界の変化は直ちに連絡・受診する |
形が変になる
鼻ヒアルロン酸は鼻筋が曲がったり、広がったりする可能性があります。これは入れる場所がずれてしまったり、注入する必要がないところまで入れてしまうことで起こります。
鼻根(目の横)に入れすぎてしまうと、鼻根が広がっていわゆる「アバター顔」になってしまいます。鼻筋も中心からずれて入れると曲がったり広がった鼻になってしまい、鼻が際立ってしまいます。
これらのリスクは、鼻の注入経験があり、注入量を少量から調整する医師へ相談することで抑えやすくなりますが、完全に回避できるわけではありません。様々なパターンの鼻を診ている医師であれば、骨格や皮膚の厚みを踏まえ、ヒアルロン酸で可能な変化と難しい変化を説明しやすくなります。
そのため、ヒアルロン酸注入を行う医師を選ぶ時は、SNSや公式サイトで自院症例を確認するだけでなく、注入層・使用量・製剤・修正方法・血流障害が疑われる場合の対応まで説明できるかを確認しましょう。
血管塞栓・血流障害
鼻ヒアルロン酸で最もリスクとなるのが血管塞栓・血流障害です。
血管は筋肉や脂肪・皮膚に血液を送ります。血管をヒアルロン酸が詰まらせてしまうと、皮膚まで血流が届かず皮膚が壊死してしまいます。最悪の場合、失明の可能性も言われています。
血管塞栓は、先の尖った注射針だけで起こる合併症ではありません。針・カニューレのどちらを使っても、血管内への誤注入や血管の圧迫によるリスクをゼロにはできません。
施術では、先端が丸いマイクロカニューレを使用する場合があります。組織への損傷を抑える目的で選択されますが、カニューレの使用だけで血管塞栓を防げるわけではありません。鼻の血管走行を理解した医師が、少量ずつ低い圧で注入し、皮膚色や痛みを観察することが重要です。
施術中または施術後に、通常とは異なる強い痛み、皮膚が白くなる・紫色になる・まだらになる、視界のかすみや見えにくさが出た場合は、様子を見ず施術院へ直ちに連絡し、指示に従って速やかに受診してください。
思った形にならない
カウンセリングに来ていただく方の中には、インスタグラマーや芸能人の写真を参考としてもってきてくださいます。医師側としては、患者さまとのイメージの共有がしやすくとても助かっています。
しかし、中にはヒアルロン酸では実現できない鼻の要求もあります。先が直角に曲がった鼻やツンツンにとがった鼻は、物理的にもスペース的にも、ヒアルロン酸では実現が難しいです。極端に鼻の形を変えるには、シリコンやプロテーゼ、メッシュなど、鼻に固いものを挿入しなければなりません。
このような異物を入れると、感染のリスクや、皮膚が伸びて異物が鼻を突き破ってしまったり、極端に鼻の形を変えたことで「不自然な」変化になってしまうことがあります。
その点、ヒアルロン酸注入はナチュラルな変化を目指す施術です。注入量を抑えれば「やった感」が出にくい一方、骨格、皮膚の厚み、注入量によっては周囲に気づかれることもあります。希望する変化と、避けたい見え方を施術前に共有しましょう。
もし、「鼻の形を変えたいけど、どんな形が似合うかわからない」とお悩みの方は、カウンセリングで鼻と顔全体のバランスを診察し、ヒアルロン酸で対応できる範囲を確認します。希望によっては外科施術が適する場合や、施術を見送る判断もあります。
打ち続けると太くなるしバレる
鼻のヒアルロン酸を打ち続けると、過剰な量が注入されたり、不均一に分布した場合、不自然に鼻が太くなるリスクがあります。そして、周囲にバレるリスクがあります。
特に、鼻、唇や頬などの注入では、部位ごとに適切な量を調整することが重要です。メリットだけで決めず、前回の製剤がどの程度残っているかを医師に確認してから追加注入を検討しましょう。
ヒアルロン酸注射は打ち続けていると、美的感覚が麻痺をしていき、鼻が太くなってしまうこともあります。
これは、ヒアルロン酸はなくなっていく製剤なので、少しヒアルロン酸が減っただけでヒアルロン酸がなくなってしまったと勘違いをしてしまうからです。
また、鏡で自分の顔を毎日見ていると、以前の顔を忘れてしまいこれが普通なのかヒアルロン酸が足りない状態なのかわからなくなってしまうことがあります。

適切な量でヒアルロン酸を調整してくれるクリニックや医師を選びましょう。レナトゥスクリニックではしっかりとアドバイスをさせていただき、丁度美しく見える時点で治療を中止する場合もございますので、予めご了承ください。
追加注入の間隔や、入れすぎを避ける考え方は、ヒアルロン酸を打ち続けるとどうなるかでも詳しく解説しています。
内出血・腫れ
ヒアルロン酸注入は、注射針を使うので腫れや内出血がでてしまうことがあります。しかしどちらも数日〜1週間程度でおさまってきます。早く治すには当日〜数日は冷やしタオルなどで軽く冷やすのがよいでしょう。押さえすぎると形が崩れてしまうので注意が必要です。また、血行が良くなること(過度な運動・飲酒・サウナ・入浴など)は腫れ・内出血がひどくなってしまうため控えましょう。
腫れや内出血はお化粧で隠れるレベルですのでそこまで問題になりません。しかし念の為、当日〜1週間は大事な用事が入らないようにしましょう。
持続期間が短い

製剤にもよりますが、半年〜1年半ほどで徐々に吸収されて減っていってしまいます。そのため、効果を持続させるには、定期的にヒアルロン酸を注入し続ける必要があります。なお、注入を繰り返すと効果の持続期間は長くなっていきます。
ヒアルロン酸の製剤は一生は残り続けないですが、逆にいうとそれはメリットとも言えます。
顔の構造は年齢とともに老化し、変わっていきます。もし、外科整形やシリコンのように一生残り続けてしまうものを挿入した場合、どうなってしまうでしょう。
顔の変化に耐えられず、不自然になってしまったり、挿入物が浮き出てしまったりする可能性があります。
ヒアルロン酸は時間とともに減っていきます。再注入を希望する場合は、その時点の顔のバランスと残存量を診察し、追加する必要があるかを検討します。持続期間が限られることは、定期的な費用と通院が必要になるデメリットである一方、年齢による顔の変化に合わせて方針を見直せる面もあります。
鼻ヒアルロン酸のデメリットに関するFAQ
Q. 鼻ヒアルロン酸を打ち続けると太くなりますか?
A. 前回の製剤が残っている状態で追加注入を繰り返したり、鼻根へ広く入れたりすると、鼻が太く見えることがあります。施術前に過去の製剤名・注入時期・注入量を伝え、残存量を診察してもらうことが大切です。
Q. 鼻ヒアルロン酸は周囲にバレますか?
A. 少量から調整した場合は変化を抑えやすいものの、注入量、元の骨格、腫れ、内出血によって気づかれる可能性があります。正面だけでなく斜め・横からの見え方も確認しましょう。
Q. 施術後、すぐに連絡した方がよい症状はありますか?
A. 通常とは異なる強い痛み、皮膚が白い・紫色・まだらになる変化、視界のかすみや見えにくさがある場合は、血流障害の可能性を考え、施術院へ直ちに連絡して速やかに受診してください。
Q. 溶かせば元に戻せますか?
A. ヒアルロン酸溶解を検討できる場合がありますが、状態によって必要量や回数が異なり、元の状態をそのまま再現できるとは限りません。ヒアルロン酸溶解は1cc・1部位33,000円(税込)が目安で、他院注入後の修正も診察のうえで判断します。
Q. 鼻ヒアルロン酸はどのくらい持続しますか?
A. 既存の製剤や注入部位によって異なりますが、目安は半年〜1年半です。見た目が少し減った段階で急いで足さず、残存量と鼻幅を確認してから再注入を検討します。
鼻ヒアルロン酸のメリット
ここまで鼻ヒアルロン酸のデメリットについてお話ししてきました。デメリットを理解したうえで、切開を伴わず変化を調整しやすい点や、施術後から形を確認しやすい点に魅力を感じる方もいます。適応、希望する変化、許容できるリスクを医師と共有し、メリットとデメリットの両方を比べて判断しましょう。
鼻筋がくっきりする
鼻筋がくっきりしないと、顔が間延びしてみえてしまいます。中顔面(鼻根から口)が長くみえてしまうからです。さらに加齢で骨が縮むと、小鼻や鼻筋が広がり平らに近づいていきます。鼻の輪郭がぼやけ、顔がのっぺりした印象になります。
鼻の形一つで、顔全体のバランスの見え方が変わります。鼻筋に立体感が出ると顔のメリハリが生まれ、引き締まった印象を目指せます。ヒアルロン酸注入は、ぼやけていた鼻の輪郭を整え、顔全体の立体感を調整する施術です。
ヒアルロン酸は、段差のある鼻筋を整えることもできます。鼻は主に4〜5個の軟骨で形成されています。それぞれの軟骨のつなぎ目でくぼんでしまうと、横から見たときにボコボコして見えます。ヒアルロン酸注入はその凹みをなだらかにし、まっすぐな鼻筋になるため綺麗な横顔になります。
鼻筋をくっきりさせるように注入すると、鼻筋が高くなって光が当たりやすくなるため、明るい印象になります。ぼやけていた鼻筋にくっきりとした輪郭がでるため、ノーズシャドウなしでも高い鼻をキープできます。
鼻を高くできる
鼻の根本に注入して持ち上げることで、鼻全体の角度を高くすることができます。くわえて、鼻筋の高さもだせるため、よりシュッとした鼻に仕上げることができます。
鼻の角度が変わると、鼻の穴の見え方が変化する場合があります。ただし、だんご鼻や鼻翼の広がりはヒアルロン酸だけでは十分に変えられないこともあるため、適応を診察で確認します。

また、鼻先へのヒアルロン酸注入を検討する場合もありますが、鼻先は血流障害に特に注意が必要な部位です。得られる変化とリスクを確認し、適応を慎重に判断します。
鼻先は血管が細く入れられる容量が限られるため、外科手術ほど大きく形を変えることは難しいです。ごく少量で鼻先の高さや角度を調整できる場合がありますが、希望するアップノーズがヒアルロン酸で実現できるかは診察で判断します。
自然な仕上がりに
ヒアルロン酸は劇的に顔を変えるものではなく、顔に似合うようにあくまでナチュラルな変化を目指すものです。切開せず小さな針穴から注入するため、注入量を抑えれば施術が目立ちにくい傾向がありますが、腫れや内出血、仕上がりには個人差があります。
より自然な仕上がりを目指すためには、ヒアルロン酸注入を扱うクリニックを選び、医師の自院症例、説明内容、緊急時の対応を確認しましょう。症例写真は撮影条件でも見え方が変わるため、希望に近い写真だけでなく、正面・斜め・横からの変化も確認することが大切です。
施術時間が短い
鼻ヒアルロン酸にかかる時間は15〜30分ほどです。最初に針穴を開ける部分や注入時に痛みを感じることがあり、感じ方には個人差があります。施術時間だけでなく、診察、デザインの確認、施術後の説明に必要な時間も見込んで予定を立てましょう。

ヒアルロン酸注入は、外科手術と比べて施術時間を抑えやすいことがメリットです(部位や状態によって異なります)。大切な予定の直前は避け、腫れや内出血が出ても調整できる日程を選びましょう。
効果がすぐ実感できる
ヒアルロン酸注入は成長因子やボトックスとちがい、形の変化を注入後から確認できます。ただし、施術直後は腫れやむくみが重なるため、その時点の見た目だけで追加注入を決めず、医師の案内に沿って経過を確認しましょう。
処置後すぐに完成形になるので、急ぎでメンテナンスをしたい方もいらっしゃいます。ただし、腫れや内出血がおさまるまでは数日かかることもあるので、大事なご予定の直前に処置を受けることはおすすめしません。
また、ヒアルロン酸が定着するまでは2週間から1ヶ月程度かかることもあります。その間、刺激してしまったり揉んでしまうと形が崩れてしまうこともあるので、なるべく触らないようにしましょう。
ダウンタイムは比較的短い
ヒアルロン酸注入は皮膚を切開しない処置です。小さな針穴から注入しますが、針の痕、腫れ、内出血、痛みが残ることがあります。腫れは注入場所にもよりますが、数日から1週間ほどが目安です。症状が長引く、悪化する、皮膚色や視界に変化がある場合は、自己判断で待たず施術院へ連絡してください。
副作用・リスクはある
医療行為や薬には副作用があります。ヒアルロン酸は体内にも存在する成分ですが、アレルギー反応、感染、しこり、遅れて起こる炎症などの可能性をゼロにはできません。処置後の腫れや内出血は多くが一時的ですが、程度や持続期間には個人差があります。
最も重大なリスクは、ヒアルロン酸が血管に詰まってしまう「血管塞栓」で、皮膚が黒くなる「皮膚壊死」を引き起こす原因になります。先の尖った注射針で操作をすると血管をやぶることがあり、ヒアルロン酸の中でも危険な合併症でした。
施術では、先端が丸いマイクロカニューレを使用して製剤を注入する場合があります。組織への損傷を抑える目的で使われますが、カニューレでも血管塞栓のリスクは残ります。
針やカニューレの種類だけで安全性が決まるわけではありません。血管走行の理解、注入する層・量・圧、施術中の皮膚色と痛みの観察、異常時にすぐ対応できる体制が重要です。施術前に、使用する器具の理由と合併症が疑われた場合の対応を医師へ確認してください。

この記事の監修者
レナトゥスクリニック統括院長 副田 周
国立富山大学医学部医学科卒業。大手美容外科院長を経て、レーザー医療脱毛における高い安全性と確かな脱毛効果を両立するスペシャリスト。
効果が高く、痛みが少ない脱毛治療を実現するためには、レーザー機器への深い理解と高度な技術力が必要です。レナトゥスクリニックの主力脱毛機器『GentleMax Pro Plus』を中心に、一人ひとりの肌質・毛質に最適化したオーダーメイド脱毛を行っており、年間数千件以上の豊富な脱毛施術実績を誇ります。
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まとめ
鼻ヒアルロン酸の持続期間は製剤や注入部位によって異なり、目安は半年〜1年半です。切開を伴わず変化を調整しやすい一方、定期的な再注入の費用、鼻が太く見える・バレる可能性、血管塞栓などのリスクも含めて検討する必要があります。
鼻ヒアルロン酸のデメリットや合併症は、医師の技量だけで全て回避できるものではありません。少量からの注入、適切な製剤選択、施術中の観察、異常時に対応できる体制を含めてクリニックを確認しましょう。
レナトゥスクリニックでは、ヒアルロン酸注入を扱う医師が診察し、希望する形と避けたい見え方を確認します。ヒアルロン酸で対応できない希望や、施術を見送った方がよい状態についてもカウンセリングで説明します。
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この記事の監修者
レナトゥスクリニック統括院長 副田 周
国立富山大学医学部医学科卒業。大手美容外科院長を経て、ヒアルロン酸注入・ボトックス治療における自然な美しさと安全性の両立を追求する美容医療のスペシャリスト。
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