額ヒアルロン酸の症例多数の、レナトゥスクリニック新宿院の三田が、額ヒアルロン酸についての疑問を回答していきます。
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レナトゥスクリニック新宿院院長 三田 亜耶額ヒアルロン酸の症例グループNo. 1。その技術の高さから、日本全国からおでこを丸くしたい、額を綺麗にした患者様が集まる。予約困難なため、早めの予約がおすすめ。
前回は、額（おでこ）のヒアルロン酸でボコボコになるリスクについてご紹介しました。
今回は、「おでこのヒアルロン酸でボコボコになる」と同じぐらい、ネットでまことしやかに噂される「おでこのヒアルロン酸は目元や鼻に落ちてくる」リスクについて解説しようと思います。
Q.額（おでこの）のヒアルロン酸は、ヒアルロン酸が目元や鼻に流れてくると聞きました。本当ですか？
A.結論から言うと、ほぼあり得ません。
ヒアルロン酸は、種類によって粒子の大きさや硬さ、弾性（その場に留まる力）、凝集性（形を保つ力）が異なります。その中でも、通常額形成に使用するヒアルロン酸は、その場に留まりやすい性質をもっています。
また、眉骨のあたりは、結合組織（組織同士を繋いでいる組織）が密になっているのか、固く、針を進めるときも進めにくい部位です。その固い部分を、ヒアルロン酸のように分子量の大きい製剤が勝手に乗り越えて移動するとは考えにくいです。
以上の理由から、ヒアルロン酸は目元や鼻に流れることなく、額に留まると考えられます。
一方で、もし仮に、非常に柔らかいヒアルロン酸をかなり大量に（30ccや40ccなど通常の注入量をはるかに超える量）、皮下の浅い部分に注入したとしたら、眉下の皮下組織がヒアルロン酸で押し広げられて瞼の方に移動したり、眉間の皮下組織がヒアルロン酸で押し広げられて鼻の方に移動したりすることが起こり得るかもしれません。
しかし、普通はそんなに大量のヒアルロン酸を一度に額に注入することはないので、やはりほぼ起こり得ないと言えるでしょう。
あるいは、額のヒアルロン酸の施術中に誤って眉毛を超えて眉下の方まで注入していれば、額のヒアルロン酸後に瞼にもヒアルロン酸が入っている、という事態は起こり得ると思いますが、それはヒアルロン酸が流れてしまったのではなく、瞼に誤注入された結果なので、また原因が異なります。
Q.額（おでこ）ヒアルロン酸注入後に鼻が太くなっている写真を見たんですが？
A.額のヒアルロン酸注入後に、目元がパンパンになったり鼻が太くなることはあります。
え？やっぱりヒアルロン酸が流れちゃうの？と思うかもしれませんが、違います。これは、額のヒアルロン酸の処置をした際に生じた体液や、使用した麻酔が目元や鼻に落ちてくることで生じる腫れです。
目元や鼻の腫れは、処置の直後や翌日ではなく、2〜3日後に生じることが多いです。参考までに、経過の画像を以下に載せます。
処置翌日は目元や鼻の腫れはほぼ見られませんが、2日後には上瞼だけでなく下瞼、更に頬まで腫れています。
この腫れは体液や麻酔の水分であるため、目元の痛みや鼻の痛みはありません。処置4日後になると腫れはだいぶ落ち着いてきており、5日後になると完全に腫れが引いているのがわかると思います。
ヒアルロン酸が目元や鼻に落ちてくることは起こりにくいですが、体液や麻酔は、そもそもが拡散するものなので、このように目元や鼻に落ちてきやすいです。
目元や鼻の腫れは、徐々に吸収されて落ち着いてゆきます。個人差がありますが、多くの場合は写真のように2〜3日で落ち着きます。
また、腫れの程度も個人差があるので、写真の症例のように二重の線が変わるほど腫れる人もいれば、少し浮腫んでいるかな？ぐらいで済む人もいます。
まとめ
・額ヒアルロン酸の処置後に、ヒアルロン酸が目元に落ちてきたり鼻に流れたりすることは（ほぼ）起こり得ない
・額ヒアルロン酸の処置後には、目元がパンパンに腫れたり鼻が太くなったりすることがあるが、これはヒアルロン酸が落ちてきたのではなく、処置の際に生じた体液や使用した麻酔が目元や鼻に落ちてきたため
いかがでしたか？
目元や鼻に拡がっているのがヒアルロン酸ではなく体液や麻酔だと分かれば、吸収されると元に戻るので、不安が少し軽減されるかなと思います。
とはいえ、診察時にそういった説明がなく、急に腫れが生じたらびっくりしますし不安になりますよね。
診察時にきちんとダウンタイムの説明がある、というのは、信頼できるクリニックである一つの条件になるかと思います。
また、当院では無料のカウンセリングのみのご予約も承っておりますので、額のヒアルロン酸には興味があるけど、色々不安がある、という方は、一度カウンセリングだけでもいらしてみてください。
さらに、額ヒアルロン酸について詳しく知りたい方はこちらへ
