婦人科(低用量ピル・アフターピル)

   

低用量ピル

高い避妊効果があり、ニキビ治療にも使えます。

低用量ピル(oral contraceptives)は、女性自身が妊娠と月経をコントロールできる、安全で確実な方法です。 毎日一回服用することにより、排卵を抑制し子宮内膜の増殖も抑えます。 当院では、副作用のほとんどない安全なピルのみ取り扱っています。 また、産婦人科専門医と提携して安全な医療を心がけております。 生理前後にニキビが悪化する方は、美容目的で内服される方もおられます。 当院では低用量ピルとして トリキュラー 1ヶ月分 3300円 で提供しております。 初回のみ1ヶ月分の処方ですが、次回からは最大12ヶ月分まで処方可能です。 詳しい料金はメニューから料金表をご覧ください。 詳しくはご来院または公式LINEアカウントまでお問い合わせください。

トリキュラー錠28

この治療で使用されるトリキュラーは医薬品医療機器等法の承認済の製品です。

使用方法
毎日一定時刻に使用することが大切です。

経口避妊剤を初めて服用する場合、月経第1日目から服用を開始します。服用開始日が月経第1日目から遅れた場合、飲みはじめの最初の1週間は他の避妊法を併用してください。

1日1錠を毎日一定の時刻に定められた順に従って(赤褐色糖衣錠から開始する)28日間連続で内服してください。
以上28日間を投与1周期とし、出血が終わっているか続いているかにかかわらず29日目から次の周期の錠剤を投与し、以後同様に繰り返して下さい。

本剤の投与にあたっては飲み忘れ等がないよう十分注意してください。万一飲み忘れがあった場合(28錠製剤の白色糖衣錠(大)を除く)、翌日までに気付いたならば直ちに飲み忘れた錠剤を服用し、その日の錠剤も通常どおりに服用してください。
2日以上連続して飲み忘れがあった場合は服用を中止させ、次の月経を待ち投与を再開してください。なお、飲み忘れにより妊娠する可能性が高くなるので、その周期は他の避妊法を使用してください。

禁忌(使用してはいけない方)
✅低容量ピルの成分に対し過敏性素因のある女性
✅エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば、乳癌、子宮内膜癌)、子宮頸癌及びその疑いのある患者[腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
✅診断の確定していない異常性器出血のある患者[性器癌の疑いがある。出血が性器癌による場合は、癌の悪化あるいは顕性化を促すことがある。]
✅血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害、冠動脈疾患又はその既往歴のある患者[血液凝固能が亢進され、これらの症状が増悪することがある。]
✅35歳以上で1日15本以上の喫煙者[心筋梗塞等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]
✅前兆(閃輝暗点、星型閃光等)を伴う片頭痛の患者[前兆を伴う片頭痛の患者は前兆を伴わない患者に比べ脳血管障害(脳卒中等)が発生しやすくなるとの報告がある。]
✅肺高血圧症又は心房細動を合併する心臓弁膜症の患者、亜急性細菌性心内膜炎の既往歴のある心臓弁膜症の患者[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]
✅血管病変を伴う糖尿病患者(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症等)[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]
✅血栓性素因のある女性[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]
✅抗リン脂質抗体症候群の患者[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。]
✅手術前4週以内、術後2週以内、産後4週以内及び長期間安静状態の患者[血液凝固能が亢進され、心血管系の副作用の危険性が高くなることがある。]
✅重篤な肝障害のある患者
✅肝腫瘍のある患者[症状が増悪することがある。]
✅脂質代謝異常のある患者[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。また、脂質代謝に影響を及ぼす可能性があるため、症状が増悪することがある。]
✅高血圧のある患者(軽度の高血圧の患者を除く)[血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるとの報告がある。また、症状が増悪することがある。]
✅耳硬化症の患者[症状が増悪することがある。]
✅妊娠中に黄疸、持続性そう痒症又は妊娠ヘルペスの既往歴のある患者[症状が再発するおそれがある。]
✅妊婦又は妊娠している可能性のある女性
✅授乳婦
✅骨成長が終了していない可能性がある女性[骨端の早期閉鎖を来すおそれがある。]

リスク・副作用
経口避妊剤使用開始1年間の飲み忘れを含めた一般的使用における失敗率は9%との報告があります。

重大な副作用
血栓症(四肢、肺、心、脳、網膜等)(頻度不明)
下肢の急激な疼痛・腫脹、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力・麻痺、構語障害、急性視力障害等の症状があらわれた場合には直ちに投与を中止し、近くの救急医療を受診してください。

低容量ピルの注意点
経口避妊剤は、HIV感染(エイズ)及び他の性感染症(例えば梅毒、性器ヘルペス、淋病、クラミジア感染症、尖圭コンジローマ、腟トリコモナス症、B型肝炎等)を防止するものではなく、これらの感染防止には、コンドームの使用が有効です。
性感染症検査の実施を定期的にされることをオススメしています。

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