キャリブレーションとは?
実は、レーザーの装置は、繊細な機械のため、設定した出力で必ず照射できるとは限りません。
スイッチを入れたら、いつも設定した出力のレーザー光が安定して出てくれないと脱毛結果が安定せず、困ってしまいます。
出力が高すぎると、やけどをするリスクがあります。
出力が低すぎると、脱毛の効果がない可能性があります。
そこで、患者さんに当てる前にテスト的に発光させて、それを測定して正しい出力が出ているか確かめて、ズレがあれば電気的に調節して正しい出力に近づける作業が必要です。
それをキャリプレーションといいます。
キャリブレーションが自動で行われる機械と、そうでない機械がある
最近の機械は、この作業を自動でやってくれるものが多くなっています。
出力エネルギーなどをセットしてから実際に照射するまでの間に何発かバンバンと照射音がするのはこのためです。
者さんに照射を行っている間にも出力をモニターしていて、出力が基準値よりズレてくると、照射を中断してキャリプレーションをするように要求してくる機械もあります。
レーザーの出力を安定させるキャリプレーションは、治療成績を安定させるために非常に大切な作業です。
面倒くさがらずに、キャリブレーション自体が確実に行われていることを確認しないけません。
レーザーを照射するハンドピースが挿人口に真っ直ぐきちんと挿人されているか、出力測定面が汚れていないか、いつもちゃんと確認することが重要です。
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まとめ
キャリブレーションは、設定した出力が実際に合っているかを確認する大切な作業です。
キャリブレーションが正確に行われることで、
✔︎医療脱毛の効果が機械に設定した通りに確実に出る
✔︎出力が高すぎたり低すぎたりすることがないため、安全
な脱毛ができます。