鼻先ヒアルロン酸注入

鼻先ヒアルロン酸注入

目次

鼻先ヒアルロン酸とは

女性

鼻先がもう少し高くなればいいのに、、、!
そんなあたたのお悩みを解決する選択肢の1つが、鼻先ヒアルロン酸注入です。

当院は鼻根や鼻筋のヒアルロン酸注入を希望される患者さんが多く来院されます。
その際、他院やSNSの情報で

鼻先のヒアルロン酸って危ないんですよね…?」

とほぼ全員おっしゃります。

✔︎鼻先ヒアルロン酸は特にリスクが高い
✔︎SNSで鼻先のヒアルロン酸を否定する医者がいた
✔︎鼻先ヒアルロン酸だけは施術を断っている、という美容クリニックも多い

というのが理由のようですね。

今回は、

鼻先ヒアルロン酸はどこがどういうふうに危険なのか?
鼻先のどこに注入するのか?
どのような効果が出るのか?

のような、よくあるみなさんの疑問について記載していきます。

鼻先ヒアルロン酸はなぜ危険なのか?

危険

鼻先ヒアルロン酸は、なぜここまで危険と言われるのでしょうか?

鼻への注入は動脈塞栓による組織壊死の原因第1位

鼻へのヒアルロン酸注入で、皮膚組織が壊死した原因として、全部位の中でも第1位といわれています。

鼻への注入は動脈塞栓による失明の原因第2位

失明の原因第1位は眉間への注入によるものです。鼻へのヒアルロン酸注入は、失明の原因の第二位だといわれています。

鼻のDanger Zone(危険領域)での作業が必要

鼻のdanger zoneには、

  • 皮下脂肪浅層
  • 筋層
  • 鼻背の正中よりやや外側
  • 鼻翼の2mm頭側

があげられます。
鼻先を高くするためには、全層にわたり注入が必要なので、Danger Zoneでの作業が必要になります。
当然、リスクは他の部位の処置よりも上がります。

ちなみに、鼻の推奨注入層は、軟骨上・軟骨膜上です。
つまり、正中にヒアルロン酸を注入し、その後外側へ手のマッサージで外側へ広げると安全に作業ができます。
鼻先にはマイクロカニューレを使用することが推奨されています。

以上より、統計的にも、技術的にも、確かに鼻先ヒアルロン酸は危険な部位ということができるでしょう。

鼻先ヒアルロン酸のリスクとダウンタイム

危険なことはわかったけれど、一体どんなリスクがあるのでしょうか?

鼻先ヒアルロン酸のリスク

鼻のヒアルロン酸は塞栓による失明事故が多く発生している部位です。

ただし、鼻先のみであれば失明に関わる血管には影響しにくいため、失明はしにくいでしょう。

鼻先(鼻尖部・鼻翼部)においては、眼角動脈の枝である上鼻翼動脈が唯一の栄養血管になっており、この栄養血管に塞栓を生じると鼻先の組織に流入する血液が途絶えるため鼻先の皮膚の壊死が起こります。
これが鼻先ヒアルロン酸が危険とされている所以です。

海外の論文でも鼻先ヒアルロン酸の血流障害の危険性については報告されています。

一般的にヒアルロン酸注入に用いる針は、針先が尖った鋭利な針と、マイクロカニューレと呼ばれる針先が尖っていない丸い針の2種類あります。
当院ではマイクロカニューレを使用し、血管塞栓リスクを最大限小さくしております。

鼻先ヒアルロン酸のダウンタイム

通常通り、ヒアルロン酸を注入できた場合は、ダウンタイムはあまりありません。

腫れは数日〜1週間ほど改善までかかる場合があります。
内出血が出た場合は2週間程度改善までかかる場合があります。

鼻先ヒアルロン酸はどこに注入する?

鼻先ヒアルロン酸注入

鼻先ヒアルロン酸は注入する部位が大きく2つに分かれます。
鼻尖部皮下に注入する方法と、鼻柱皮下に注入する方法です。

鼻尖部皮下

直接鼻先を高くボリュームアップしていく方法となります。

血管塞栓リスクが高いため、安全に施術するには医師の高い技術と経験値が必要となります。

具体的には、スペースを十分に作成してからヒアルロン酸を注入することになります。
このスペースの作成方法も、広げすぎると鼻先が丸く仕上がってしまうことがあるので、技術の差がでるところです。

また、局所麻酔を注入してからヒアルロン酸を注入することで、鼻先の血管を収縮させて安全性を高めるという方法もあります。
ただし、エピネフリンは肌の色も白くしてしまうため、血管塞栓が起こっても気付きにくくなるというデメリットもあります。

鼻柱皮下

鼻先〜鼻柱基部にかけて支えるよう鼻柱の土台から整える方法です。

血管塞栓のリスクは少ないと思われます。
猫手術をヒアルロン酸で再現した形になります。
比較的安全に注入できますが、注入層や注入量の調整が必要なため医師の経験値により仕上がりが大きく変わってきます。

当院では鼻先ヒアルロン酸は良い結果が得られる人気の施術となりますが、現在のところ事故発生件数は0件です。

鼻先ヒアルロン酸を安全に処置するための方法5つ

安心

鼻先のヒアルロン酸は危険な部位ではありますが、安全に注入をする方法もあります。
そのようなクリニックでは、鼻先のヒアルロン酸注入をメニューとして取り扱っています。
逆に、安全に注入ができると言っても、万が一を考え、メニューとして取り扱わないクリニックもあります。

以下の安全策を実施しているクリニックでは、安全に注入ができる可能性が高いでしょう。

解剖学的な知識を持つ医師が施術をする

鼻の解剖学的構造を理解する医師が施術をした場合、「この部位には血管が浅く走っているので、この部位は特に気をつけて操作をしよう。」と危ない血管を意識をして作業をすることができます。

解剖学的な知識を持つ医師にとっては、リスクのポイントを押さえることができるため、安全に注入をできる可能性が高いでしょう。

マイクロカニューレを使用する

血管トラブルのリスクの高い部位では、カニューレを用いた注入を推奨しています。
注入治療による失明事故をまとめた報告では、鋭針よりもカニューレが多く用いられていたので、カニューレでも江意が必要です。
カニューレと血管の角度が直角に近ければ、鈍針でも血管を貫く危険性があります。
カニューレは血管と平行(10°程度)に刺入することが望ましいといわれています。顏面血管の三次元構造をイメージしつつ、丁寧こゆっくりと操作して、抵抗や痛みの少ない層にカニューレを挿入することを心がけることが大切です。

注入前に必ず吸引テストを行う

吸引テストでは、陰圧をかける時間が1秒間で37%、10秒間で74%が陽性でした。
つまり、吸引テストが陰性でも過信せず、皮膚の色の変化を観察しながらゆっくり丁寧に施術をする必要があります。

注入はゆっくり丁寧に行う

ゆっくり注入することは、事故予防で最も重要です。
0.3ml/分以下のスピードでの注入が事故の発生率を下げるとされています。
また、動脈への逆向性流入では失明や皮膚壊死につながるため、低圧で注入し、普通よりも強い抵抗を感じる部位では注入をしない。

ボーラス投与での注入量は0.1ml以下に留める

一部への大量注入は、血管塞栓や血管の圧排などのリスクを増やします。
このため、危険部位では特に針先を動かしながらごく少量ずつ注入することが大切です。

鼻先のヒアルロン酸はリスクがありますが、安全対策をとっているクリニックでは、リスクを可能な限り減らして施術を受けることができます。

鼻先ヒアルロン酸はこんな方におすすめ

女性

以下のような方に、鼻先ヒアルロン酸注入はおすすめです。

✔︎鼻先を自然に高くしたい方
✔︎鼻先を切らずに高くしたい方
✔︎アップノーズに見せたい方(垂れ鼻・鷲鼻の改善)
✔︎切らない人中短縮を希望の方
✔︎ダウンタイムがない治療を希望の方
✔︎バレにくい治療を希望の方

鼻先のヒアルロン酸はダウンタイムが短いという特徴があります。
鼻先をダウンタイムを短く高さを変えられる施術は、鼻先ヒアルロン酸注入以外にないでしょう。
鼻先を変化させるダウンタイムの短い施術として、鼻のスレッド(糸)があります。
糸の効果は限定的で、鼻先から糸が出てきた場合、そこか感染源となり、しかも治りにくいという安全性も低い施術です。迷わず、ヒアルロン酸注入をおすすめします。

多少の腫れが出ることはありますが、傷跡はなく、施術直後から自然に美しいEラインを手に入れることができます。

鼻先ヒアルロン酸の効果

肌が綺麗な女性

フェイスラインの改善

鼻先にヒアルロン酸を注入することで、正面から見た立体感、横から見たEライン、両方を美しく整える効果があります。

鼻先の高くなり、角度が上向く

鼻が全体的に低い方、鼻筋の真ん中あたりから鼻先にかけてが低くなっており鼻先が下を向いている方(垂れ鼻・鷲鼻・魔女鼻)は、鼻筋〜鼻先にかけてをヒアルロン酸で整えてあげると、お顔全体が洗練された華やかな印象になります。

人中短縮効果

鼻柱基部が陥没している方も、鼻先ヒアルロン酸で基部から持ち上げて陥没を解消すると垢抜けた印象になり、人中を短く見せる効果もあります。

手術より安い費用対効果

鼻先を高くするために手術を検討される方もいらっしゃると思います。
鼻尖形成術、鼻中隔延長術、鼻唇角形成術(猫手術)を考えている方は一度鼻先ヒアルロン酸を試してみることをおすすめします。
鼻のヒアルロン酸注射は、みなさんが思われている以上に大きな変化を出せることがあります。
特に鼻中隔延長術や猫手術などの外科手術料金の相場は数十万〜200万円と高額で、ダウンタイムも半年〜1年ほどかかる大掛かりな治療となります。

そのようなハイリスク治療をうける前に、鼻先を高くすると自分がどのような印象になるのか?を試してみても良いでしょう。

鼻先ヒアルロン酸の症例写真

症例

鼻筋、鼻先、鼻中隔の3箇所に注入しています。

症例⓪20代女性

鼻先ヒアルロン酸 鼻先ヒアルロン酸 鼻先ヒアルロン酸

鼻先の変化をヒアルロン酸ボラックスで出しました。

症例①20代女性

鼻先ヒアルロン酸症例

鼻筋から鼻先にかけてヒアルロン酸を注入しました。
製剤はボラックスを使用し、マイクロカニューレを使用し、安全に注入しました。

症例②40代女性

鼻先ヒアルロン酸症例

鼻筋から鼻先にかけてヒアルロン酸を注入しました。
鼻先の高さが高くなり、Eラインもより綺麗に整いました。

症例③20代女性

鼻先のみに注入しております。顔全体の印象は変えずに、鼻先だけをツンとさせ、高さを出しました。
鼻先の高さを出したことにより、小鼻も小さく見えるようになりました。

症例④20代男性

鼻根〜鼻先、鼻中隔の部分にも注入しております。鼻中隔の部分に注入することで、より鼻先の高さを出しました。
同時に顎も注入することで、よりEラインが整います。
男性の場合は特に、鼻先と顎先の高さが揃うようにしっかりとEラインを形成することで、横顔がシャープで洗練された印象になります。

症例⑤20代女性

ボラックス症例写真2 ボラックス症例写真2 ボラックス症例写真2

鼻中隔にのみ注入しています。鼻先が土台から持ち上がり、小鼻も小さく見せる効果があります。

鼻先ヒアルロン酸のポイント

鼻先に向いているヒアルロン酸を選ぶ

ヒアルロン酸

当院では製剤の安全性と品質を重視しており、日本で唯一厚生労働省に認可されたアラガン社製のヒアルロン酸を使っています。
鼻先にはアラガン社のヒアルロン酸製剤「ジュビダームビスタ(R) ボラックス XC」が一番おすすめです。

ボラックスは、鼻や顎の形成に向いています。
アラガン社のヒアルロン酸を使用するメリットは、何よりも高い安全性と信頼性があげられます。安いヒアルロン酸だと、人体への有害物質が多量に含まれている場合があります。

ヒアルロン酸製剤の中でも最も硬い製剤で、世界で一番硬いヒアルロン酸と言われています。
その硬さにより、くっきりとしたラインを作ることができます。
持続期間は18ヶ月と持ちが良いことも特徴です。
理想の形を形成した後も、ズレや変形を生じずに美しい鼻を長期間キープできる製剤ということですね。

鼻先は、鼻の中でも特に皮膚や皮下組織が分厚く、注入したヒアルロン酸の上に被さる組織量が多いです。
硬さのある製剤で鼻柱を支えるように注入することで、しっかりと高さのあるシャープな印象になります。
柔らかい製剤を使うと広がってしまい高さが出ない上に、皮下に注入した際にはより大きな丸い団子鼻のような印象になるので、製剤選びは大切です。

また、持続期間の短い製剤を使ってしまうと、注入する頻度が増えるので単純にリスクをとる機会が増えてしまいます。
鼻先は注入方法によっては血流障害のリスクが高い部位ではあるので、なるべく持続期間の長い製剤を使って注入頻度を少なく抑えましょう。

ボラックスについて詳しくは以下で解説しています。

鼻先の症例数が多いクリニックを選ぶ

女性医師

鼻先は、血管の走行を考えると血流障害のリスクが高い部位であることは間違いありません。

しかしリスクが高い部位とはいえ、血流障害が起きる原因は結局は医師の注入技術によるところが大きいです。

血管などの解剖学的知識を十分に把握している、多くの症例を施術してきた医師を選びましょう。SNSで鼻先の症例写真を複数あげているクリニックがいいですね。

よくある質問

鼻先ヒアルロン酸の上手い先生の見つけ方は?

SNSで出来がいい1人の鼻先の症例写真を使い回している医師ではなく、何人もの鼻先の症例写真をあげている医師の方が注入技術の安全性が高いと思われます。鼻先ヒアルロン酸の経験値が高い医師であれば、患者さん1人1人に合った注入量や注入方法の判断も的確にできるため、より美しい仕上がりになるでしょう。

鼻先ヒアルロン酸は半永久的に持続しますか?

ボラックスを用いれば、持続期間は18ヶ月以上です。
アクアミドなど、永久的に持続する製剤が過去にはありましたが、発がん性等安全性に問題があるため、使用はしないようにしてください。

鼻先はどのくらい伸ばせますか?

鼻先ヒアルロン酸は鼻先の高さを出すことを得意としています。
数ミリ単位の整え方になりますが、鼻においてはその数ミリの変化は大きいです。
プロテーぜや軟骨ほどの硬度はないので、角が立った鼻先の形状を再現するのは難しくなります。
また、鼻の穴が上向きになっている方(いわゆるアップノーズ)の鼻先を下に向けるように形状変化させるのも不向きになります。

鼻先ヒアルロン酸の料金

ジュビダームビスタボラックスはヒアルロン酸注射の中でも質が良いものを使用しますので、価格は高くなります。
ボラックスの相場価格は1cc約10万円〜15万円程となっています。
当院は通常価格でもヒアルロン酸価格はボラックスの相場価格よりも安い値段設定となっておりますが、モニター様ですと、なんと更に50%オフでご案内させて頂いております。
お得なモニター様募集中でございます。
お得に綺麗になりたい方は是非モニターにご応募下さい。

ジュビダームビスタ ボラックス 1ヶ所¥96,800 モニター様1ヶ所¥48,400

他メニュー料金表はこちら

まとめ

✔︎鼻先のヒアルロン酸ができるクリニックとできないクリニックがある。
✔︎鼻先のヒアルロン酸は危険度が高い
✔︎鼻先のヒアルロン酸はリスクを下げて施術する方法がある
✔︎鼻先のヒアルロン酸は、フェイスライン改善・鼻パーツの改善・人中短縮効果がある
✔︎製剤はボラックスを使用し症例数の多いクリニックを選ぶと失敗しにくい
✔︎レナトゥスクリニックではモニターでお得に施術ができる

鼻(鼻根・鼻筋)のヒアルロン酸について詳しくはこちらで解説しています。

監修医師(専門医)

レナトゥスクリニック
    • 統括院長
      副田 周先生
      レナトゥスクリニック統括院長。大手美容外科院長時代からヒアルロン酸注入技術の高さでリピーター多数。額ヒアルロン酸注入は大手美容外科でも月に数回あるかどうかだったが、口コミで月に30件の来院者が集まる。ヒアルロン酸注入は、「注入層」「使う製剤」「どこから注入してどこまで注入するか」がポイント。全ての部位が得意だが、特に顎、額、ほうれい線が得意。
      富山大学医学部医学科卒業後、大手美容外科院長を経てレナトゥスクリニック東京田町院を開業
この記事の監修者
レナトゥスクリニック
    • 田町院院長
      東山 麻伊子先生
      形成外科専門医。解剖学的知識・技術とその美的センスから指名患者様の増加率No.1。形成専門医ならではの丁寧な手技で理想の額に近づけます。富山大学医学部医学科卒業後、金沢医科大学形成外科で形成外科専門医取得後、地方美容クリニックを経てレナトゥスクリニック東京田町院へ。

 

医療広告ガイドラインを尊守

レナトゥスクリニックでは、医師監修のもと「医療広告ガイドライン」に従い、以下の2点についてホームページの見直し・改善を適宜行っております。

①体験談の削除
②症例写真を掲載する際、施術内容・施術のリスク・施術の価格・連絡先などの記載

患者様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

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【施術名】ヒアルロン酸注入
【施術内容】
使用薬剤:ジュビダームシリーズ
持続期間:9~24ヶ月
ヒアルロン酸を気になる部位に注入し、隆起させることで、形を整えたりシワや凹みを改善する治療です。
【料金】初回ヒアルロン酸1cc¥11,000円(税込)ジュビダームモニター1ヶ所¥45,100円〜¥48,400円(税込)
ヒアルロン酸注入は公的医療保険が適用されない自由診療です。
【リスク・副作用】内出血・腫れ・感染・アレルギー・血流障害・ヒアルロン酸の移動・左右非対称・チンダル現象・皮膚の硬結等
【担当者】レナトゥスクリニック田町院 副田 周
【問い合わせ先】https://lin.ee/G3OUjWA
※料金、リスク・副作用、施術内容は登録時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。

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