脱毛のカウンセリングをしていると、「ニキビがあっても脱毛できますか…?」と聞かれることが度々あります。
クリニックによってはニキビがあると脱毛が出来ないとも聞くし、ニキビが悪化するという情報まであり、不安になりますよね。
実際、ニキビがあっても安全に照射はできるのでしょうか?
結論から言うと、照射できる場合がほとんどです!
目次
ニキビがあっても医療脱毛ができる場合がほとんど!
先ほども記載した通り、ニキビがあっても医療脱毛が出来る場合がほとんどです。
よっぽど炎症が強くじゅくじゅくしていて赤黒くなっているようなものだったり、膿が溜まって今にも爆発しそうなものは別ですが、それ以外はほぼ問題なく照射できます。
できない理由としては、照射した際にニキビが爆発して機械に膿が飛んだり、スタッフの顔面に飛ぶリスクがあり、衛生面上よくないことが1つあげられます。
また、ニキビが良くなることがほとんどですが、逆に悪化する場合ももちろんあります。
ニキビがある程度落ちついていなければリスクとリターンが釣り合いませんね。
医療脱毛でニキビは良くなる?悪化する?
実は、脱毛をすることでニキビが改善すると言う報告がされています。
今あるニキビも良くなるし、今後もニキビが出来にくくなると考えられています。
残念ながら病理像を含め明らかな理由は解明されておりませんが、現時点では
①熱による殺菌効果
②脱毛による皮脂の分泌抑制
の2つの説が有力とされています。
(※参考:美容医療超実践講座 全日本病院出版会)
①熱による殺菌効果
脱毛により、毛穴に熱エネルギーが加わります。
ニキビは、毛穴に詰まった角栓(白ニキビ)に細菌が繁殖することで悪化(赤ニキビ)してゆきますが、毛穴に熱エネルギーが加わることで殺菌され、ニキビが改善される効果が望めます。
②脱毛による皮脂の分泌抑制
脱毛の熱エネルギーは、前述した通り、毛だけではなく毛の周囲組織にも加わります。
毛の周囲組織には、皮脂を分泌する皮脂腺も含まれるため、皮脂腺が傷害されることで皮脂の分泌が抑制されると考えられています。
また、このため脱毛後は乾燥しやすくなるので、保湿が必須になります。
+α③毛自体がニキビの発生因子である
毛自体がニキビの発生因子の1つとも言われています。ムダ毛がなくなることで、発生因子の1つが減ることになり、ニキビの改善が期待出来ます。
(参考画像:出典「美容医療超実践講座 全日本病院出版会」)
症例1.25歳女性
こちらの症例はレーザーフェイシャルのものですが、25歳女性、ロングパルスアレキサンドライトレーザーを用いて18J/㎠で5回照射後です。
レーザーフェイシャルは、ロングパルスアレキサンドライトレーザーを高いフルエンスで照射する手技ですが、照射条件はほとんど顔の脱毛をするときと変わらないため、顔の脱毛でも同様の効果が期待できると考えられます。
同じくレーザーフェイシャルの症例を他に3例ほどご紹介致します。(参考画像:出典 キャンデラ社)
症例2.16歳女性
こちらの症例は、16歳女性、ロングパルスアレキサンドレーザーを用いて18J/㎠、18回照射後の症例です。
著名な改善効果を認めています。
症例3.18歳女性
こちらの症例は、18歳女性、ロングパルスアレキサンドライトレーザーを用いて18J/㎠、5回照射後の症例です。
コメド(白ニキビ)を含め改善が見られます。
症例4.25歳女性
こちらの症例は、25歳女性、抗生剤投与で加療するも改善なく、レーザーフェイシャルに移行した症例です。ロングパルスアレキサンドライトレーザー18J/㎠で3週間おきに照射したところ、6回照射後、改善傾向を得られました。
脱毛でニキビが悪化する3つのケース
とは言え、「脱毛したらニキビが悪化した気がする…」と言う声も耳にします。
一体どっちなの!と思われると思いますが、脱毛後にニキビが悪化する原因は主に誤ったスキンケアが原因と考えられます。
悪化するケース①:保湿不足
前述した通り、脱毛後は肌が乾燥します。乾燥をそのままにしておくと、皮脂の分泌は逆に増えてしまいます。
脱毛後も、全ての皮脂腺が障害されているわけではないので、残った皮脂腺からの分泌が増えてしまい、ニキビが逆に悪化すると考えられます。
悪化するケース②:ステロイドの使いすぎ
脱毛後は軽度の炎症が起きているため、ステロイド薬を塗布する場合が多いです。
照射後短期間ステロイドを使用することは炎症の回復を助けると考えられておりますが、稀に、ニキビの赤みを照射の影響による赤みと勘違いして塗り続けてしまうことがあります。
ステロイドは感染症を増悪させる因子の一つですので、不必要なステロイド薬の塗布が原因でニキビが増悪することがあります。
悪化するケース③:不十分な洗顔による不潔
脱毛後、「なるべく擦らないで!」と言われるのもあってか洗顔が不十分になる方がいます。脱毛に関係なく、不十分な洗顔はニキビの悪化につながります。
不潔はニキビを誘発します。常に清潔を心がけ、お肌のケアをしていきましょう。
悪化するケース④:脱毛の副作用の1つ毛嚢炎の発症
脱毛後、適切にお肌をケアをしていても毛嚢炎というニキビのようなものが出来てしまうことがあります。
毛嚢炎は背中に特に出来やすく、その他の顔やVといった部位にも出来ることがあります。
毛嚢炎になってしまった場合は、レナトゥスクリニックの医師に相談し、適切なお薬を処方してもらいましょう。脱毛コース契約者は毛嚢炎と診断された場合はお薬代・処方料は無料です。
背中ニキビ改善目的で医療脱毛する際の注意点
背中のニキビにも、医療脱毛はニキビの改善に有効な治療法となります。
しかしながら、背中にニキビが出来やすい方は、脱毛の副作用の1つの毛嚢炎を発症するケースが多くなっています。毛嚢炎の治療が長引く場合は、医療脱毛の完了までも長引いてしまうことになります。
ニキビを悪化させないためにできる3つのこと
折角脱毛に通っていてニキビへの効果も期待できるはずなのに、ニキビが悪化してしまったら嫌ですよね。
完全に防ぐのは難しいですが、それでもなるべく悪化させないための対策をお伝えします。
対策①:保湿を徹底する
忙しいとついついサボりがちになってしまう、、、そんな方は、ヘパリン類似物質の入った保湿剤だけでも塗るようにしましょう。
ヘパリン類似物質入りの保湿剤では「ヒルドイド」「ビーソフテン」といったものが有名です。
当院でも取り扱いがございますので、欲しい方はスタッフにお声かけ下さい。
対策②:自分の肌をよく見る
普段から自分の肌をよく見て、自分の肌の赤みやニキビの状態などを把握しておくようにしましょう。
普段の自分の肌をきちんと把握することで、今ある赤みが、ニキビによる赤みなのか照射による赤みなのかある程度判断することができ、ステロイド薬の使いすぎを防ぐことができます。
参考:当院でのステロイドの使用法
当院でも赤みや膨疹に対しステロイドを使用しております。これまでは赤みや膨疹がある間は塗り続けるように指導してまいりましたが、ステロイドの使い過ぎによる毛嚢炎やニキビの悪化が散見されたため、ガイドラインを見直し、「照射後二日(照射当日とその翌日)まではステロイドの塗布、その後は保湿剤のみを塗布」としました。
対策③:洗顔を見直す
皮膚への摩擦を少なくしてきちんと洗顔するためには、クレンジング剤の量を正しく使う(少なすぎない)ことが大事です。
普段のメイクが薄めの方は、泡で出てくるクレンジング剤を使うのも良いでしょう。
皮膚への摩擦をなるべく少なくした上で、しっかり洗顔してください。
対策④:自己処理は電気シェーバーで肌に優しく使用する
脱毛後の自己処理が雑だと、皮膚表面バリア機能が低下します。雑菌が入り毛嚢炎を誘発することがあります。
カミソリよりも電気シェーバーを使用し、肌に優しく使用し、肌を痛めないようにシェービングをして下さい。
ニキビと医療脱毛に関するよくある質問
ニキビ跡はよくなりますか?
ヤグレーザーは、皮膚の真皮層まで作用します。コラーゲンの生成が促され、ニキビ跡も改善する可能性はあります。しかしながら、劇的な変化は期待することはできません。
ニキビ跡にはニキビ跡用の治療、例えばコラーゲンピールやダーマペンなどを施術することをオススメ致します。
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当webページは医療広告ガイドラインを遵守し、医師監修のもと掲載しています
2018年6月に改正・施行された「医療広告ガイドライン」を遵守し、当ページは医師免許を持ったレナトゥスクリニックの医師監修のもと掲載しています。ジュビダームビスタ認定医、ボトックス認定医も取得しております。
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