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ヒアルロン酸で失明する初期症状
ヒアルロン酸で失明する初期症状強い眼痛や視力障害および視野障害が見られます。鼻、眉間、ほうれい線のヒアルロン酸注入で起こることがあり、注入部位周辺の激痛と皮膚が白くなる蒼白化という症状も起こる場合があります。毛細血管再充満時間の延長も初期症状として眉間、鼻、ほうれい線周囲の皮膚に見られることがあります。
ヒアルロン酸を注入する際に、神経を触ったり、筋肉層を貫通したり、麻酔にエピネフリンが入っている場合には、実際には失明の初期症状でなくても、初期症状のように見えてしまう場合があります。自己判断は難しいため、まずは施術をしたクリニックに確認をしましょう。失明など血管塞栓をした場合には一刻も早い対応が必要ですので、様子見をするのではなく、クリニックに問い合わせると良いでしょう。特に失明では90分以内に対応をする必要があります。
美容医療で使用されるヒアルロン酸の注入は、多くの場合安全に行われますが、稀に重篤な副作用を引き起こすことがあります。特に、動脈塞栓や静脈塞栓による失明は、最も重大な合併症の一つです。ここでは、ヒアルロン酸による失明の初期症状とその経過について、動脈塞栓と静脈塞栓の両方でどのように異なるかを解説します。
失明の原因となる動脈塞栓の経過
動脈塞栓の典型的な経過は以下の通りです。
処置中、処置後の経過
失明の場合は強い眼痛や視力障害および視野障害が見られます。周辺皮膚も血管が詰まった場合は、その「疼痛(激痛)」と「皮膚の蒼白変化」が見られます。毛細血管再充満時間の延長も初期症状として周辺皮膚に現れる可能性があります。
数分後〜数時間後の経過
視力障害や視野障害が進みます。網目状のアザのような血管拡張が出現します。これは局所の酸素不足によるものです。
数時間~数日の経過
眼の症状は固定され、回復は難しいでしょう。皮膚の変色(灰色~黒っぽい)、皮膚の潰瘍と壊死の進行が見られます。時に膿疱を伴うことがありますが、ヘルペスや感染症と誤診されやすいので注意が必要です。
数日~数週間の経過
眼の症状が固定されます。皮膚は瘢痕を残して治癒します。
詰まる血管の部位で皮膚壊死の範囲が異なる
動脈塞栓は、どの部位で詰まるかによって皮膚壊死の範囲が大きく異なります。
遠位(末梢)で詰まった場合
遠位の血管の支配領域は小さいので、壊死範囲は小さくてすみます。
近位(中枢)で詰まった場合
近医の血管の支配領域は遠位の血管の支配領域をまとめたものです。つまり、広範囲の壊死を起こします。高度の注入量が0.1ml以上、高圧で注入した時に起こりやすくなります。
動脈塞栓と静脈塞栓で初期症状と経過は異なる
動脈と静脈の塞栓では、臨床症状が異なり、その経過も異なります。失明につながるのは、動脈の塞栓です。これらの違いを理解することは、早期発見と適切な対処に繋がります。
動脈塞栓
動脈塞栓では、注入後即時、もしくは早期に症状が現れます。最も即時的なサインは、「疼痛(激痛)」と「皮膚の蒼白変化」です。これに合わせて、毛細血管再充満時間(Capillary Refill Time、CRT)の延長が参考になります。これらの症状は、血流が阻害されていることを示し、失明や脳梗塞、広範囲の皮膚壊死につながる可能性があります。ただし、神経ブロックなどの局所麻酔を施している場合は疼痛を訴えないこともあり、特に注意が必要です。また、エピネフリン入りの局所麻酔剤を使用すると、皮膚の蒼白変化がわかりにくくなるため、さらに慎重な観察が求められます。
静脈塞栓
静脈塞栓では失明は起こりません。静脈塞栓では、浮腫や皮膚の変色(暗赤色)などが見られます。動脈塞栓ほどに重篤な結果を招くことは少ないものの、注入時には異常が見られず、しばらくしてから症状が現れることがあります。サインとしては、長引く鈍痛や皮膚の変色が挙げられます。静脈塞栓の場合、症状の出現が遅れるため、注入後も継続的な観察が必要です。
ヒアルロン酸注入による塞栓症は、早期発見と迅速な対応が非常に重要です。初期症状を見逃さず、疑わしい場合はすぐに医療機関を受診することが、重篤な結果を防ぐ鍵となります。
毛細血管再充満時間(Capillary Refill Time)とは
毛細血管再充満時間(Capillary Refill Time、CRT)は、臨床診断において血流障害を評価するために使用されるシンプルなテストです。このテストは、特にヒアルロン酸注入部位周辺の痛みがある部位、蒼白化をした部位に血流障害が疑われる場合に有用で、ヒアルロン酸で血管が詰まったかどうかを迅速に評価することができます。
実施方法としては、循環不全が疑われる部位を鋼製小物(例えばペアンの柄など)で5秒程度圧迫した後圧迫を解除し、皮膚の色調が元に戻る速度を観察します。対側の部位と比較して、明らかな遅延が観察された場合、循環不全の可能性を疑います。
ヒアルロン酸塞栓後発部位は毛細血管充満時間で塞栓かどうか判断できる
毛細血管再充満時間は、特にフィラー注入後の皮膚循環障害を評価する際に重要です。フィラー注入による血流障害は、鼻尖と鼻翼で最も発生頻度が高く、青色または灰白色調の変化が観察されます。また、この状態は鼻唇溝、眉間、額、頬骨隆起部でも見られることがあります。
皮膚の色調が蒼白化することは、多くの場合、一瞬で起こります。疼痛や皮膚の蒼白化、毛細血管再充満時間の遅延は、動脈閉塞を疑わせる重要な徴候です。
ほうれい線ヒアルロン酸で失明を起こすような場合もCRTは参考になる
ほうれい線ヒアルロン酸で失明を起こすようなケースでも、CRTは参考になります。これは、顔面動脈、眼角動脈、眼動脈、網膜中心動脈は全て繋がっており、ほうれい線ヒアルロン酸でより太い顔面動脈に注入された場合、先ほど記載した動脈全てに塞栓の可能性があるからです。眼角動脈、鼻背動脈が塞栓を起こし鼻の皮膚で疼痛、蒼白化、CRTの延長が起こり、網膜中心動脈が塞栓を起こし、失明を起こす可能性があります。失明を起こす際の初期症状として、鼻の皮膚のCRTの延長は参考になる1つの所見となるでしょう。
毛細血管再充満時間の延長があれば即ヒアルロン酸を溶解する(溶かす)
毛細血管再充満時間の延長は、血流の減少を示唆しています。これは、ヒアルロン酸が血管に詰まっている可能性が高いことを示しており、直ちにヒアルロン酸を溶かす必要があります。
まとめ
ヒアルロン酸で失明する初期症状は強い眼痛や視力障害および視野障害が見られます。注入部位周辺の激痛と皮膚が白くなる蒼白化、毛細血管再充満時間(Capillary Refill Time、CRT)の延長も見られることがあります。数分後に網目状の血管拡張が見られ、数日後に皮膚の変色(灰色~黒っぽい)、皮膚の潰瘍と壊死の進行、膿疱の出現が見られます。
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医療脱毛専門レナトゥスクリニック副田 周先生レナトゥスクリニック統括院長。元剛毛アトピー、現美肌。大手美容外科院長を経て、医療脱毛の面白さに気付く。 自身が医療脱毛で検索し脱毛をしに行き、粗悪な脱毛機とその効果の低さで毛が抜けず悲しむ。ネット検索では良い脱毛に辿り着けない現状を変えるため、脱毛を徹底的に勉強した。自分で一流の脱毛器とAIベンチャーと共同して脱毛方法編み出し、それをリーズナブルに提供することで社会貢献をすること誓い現在に至る。富山大学医学部医学科卒業後、大手美容外科院長を経てレナトゥスクリニック東京田町院を開業。レーザー脱毛士。
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