医療脱毛には、実はレーザー脱毛と光脱毛があります。
ここでは、レーザーとは何か?を解説します。
レーザーとは
レーザーとは、特殊な光のことです。
何が特殊か?を説明する前に、レーザーの頭文字をみてみましょう。
レーザーは、LASERと英語で記載します。
“LASER”は,
Light:光
Amplification by:増幅
Stimulated:誘導
Emission of:放出
Radiation:輻射(ある1点から放射状に放出する意)
の頭文字を並べたものです。
レーザーの特徴
光は、いろいろな波長の詰め合わせで出来ています。
これに対してレーザーは、単波長(1つの波長だけということ)で、位相(波長のずれ)の揃った光です。
この特徴から
✔︎直進性に優れている(深達性に有利)
✔︎光束の加工(収束・拡大・反射・導光など)
がしやすいという特徴を持ちます。
レーザーの使用例
レーザーポインター、レーザープリンター、バーコードリーダー、加工機、レーダーなどでレーザーは使用されています。
レーザーの変数(パラメーター)
照射するレーザーのいろいろな条件を変数(パラメーター)といいます。
その中でも重要な変数4選をご紹介します。
波長
レーザーは単一の波長です。
どの波長かで、そのレーザーの性質が変わります。
例えば、脱毛で使用されるアレキサンドライトレーザー755nmはメラニンへの反応が高いですが、エルビウムヤグレーザー2940nmはメラニンへの反応が高くありません。
このため、波長が違うとレーザーの性質が変わります。
連続波・パルス波(パルス幅)
連続波とは、光がずっとで続けているタイプのレーザーです。
例えば、電球のようにスイッチをつけている間はずっと一定の光を出しているイメージです。
パルス波とは、光が短時間発光してその後しばらく休むタイプのレーザーです。
例えば、カメラのストロボのように、スイッチを押した瞬間一瞬光を放ち、そして消えていくイメージです。
パルスレーザー(パルス波を出すレーザーのこと)が光っている時間をパルス幅、と言います。
このパルス幅が、脱毛効果に大きな影響を与えます。
脱毛レーザーは、ほとんどがパルスレーザーです。
スポットサイズ
機械から出たレーザーがお肌にあたる形のことを、スポットと呼びます。
ジェントルマックスプロのように、円形のスポットが多いですが、長方形の場合もあります。
その大きさをスポットサイズ(スポット径)と呼んでいます。
スポットサイズは
✔︎照射漏れのしにくさ
✔︎深達度
✔︎施術スピード
に関わってくるので、非常に重要な変数です。
出力(フルエンス)
パルスレーザーの照射では、フルエンス(単位面積あたりの出力)が強さの単位として使用されます。
ただし、ビーム内のフルエンスは必ずしも均一ではありません。
中央が最も出力が高くなるガウシアンビーム
フルエンスがほぼ均一のフラットトップビーム
があることは知っておきましょう。
医療脱毛では、どちらも使用されています。
ガウシアンビームの方が中央のフルエンスが高くなるので、より脱毛高い脱毛効果が期待できるでしょう。ただし、周囲の出力は低くなりますから、重ね打ちが重要な技術になります。
まとめ
✔︎レーザーは単一波長、同位相の特殊な光のこと
✔︎レーザーは直進性に優れている(深達性に有利)
✔︎レーザーの性質は、波長・パルス幅・スポットサイズ・出力の4つの変数が重要
理論上レーザー脱毛効果を最も高くする設定を行う、医療脱毛専門レナトゥスクリニックの脱毛がおすすめです。